2017年09月09日

発売1周年です。

 2冊目の拙著、『地図化すると世の中が見えてくる』が、明日9月10日で発売1周年となります。おかげさまで重版もかかり、今は『地図化すると世の中が見えてくる2(世界地誌編)』(仮題)を制作中です。

 写真は昨年9月の、東京・神保町三省堂本店に置かれているところです。
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 大人が手軽に読める、地理のビジネス書を指向し、商売柄、高校地理の教科書の構成を参考に統計や位置情報を地図に表わして書いた本です。おかげさまで色々なところから声をかけて頂き、書評や内容紹介をしてもらいました。主だったものにリンクをしますので、どんな本だろうと、中身を見る上での参考にしてもらえればと思います。

〇幻冬舎Gold Onlineの書籍紹介
15回にわたって内容紹介の連載を組んでいただきました。

〇HON TO BIJO(本と美女)
ビジュアルと内容の真面目さのギャップが売り(?)の書評サイトに取り上げていただきました。
〇ブックウォッチング(毎日新聞)
夕刊で取り上げてもらいました。

買っていただくのが何よりありがたいですが、図書館でもだいぶ納本してもらっているようです。こんなサイトがありますので、ご利用いただければと思います。

〇図書館横断検索サイト「カーリル」の『地図化すると世の中が見えてくる』
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<書評・ブログ紹介>ありがとうございます。また、よろしければ感想をお寄せください。


posted by いとちり at 12:26| Comment(0) | 地図化すると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

「カリスマ地理教師から経営者へ」―帝国書院100周年記念展ギャラリートーク

  倉敷市で行われている、帝国書院100周年記念展でギャラリートークをさせてもらってきました。普段の学会やら研究会やらと違い、地理教育とは関係ない(と思われる)市民の皆様を前に、郷土の偉人の足跡と、現代につながる意義をお話させていただきました。
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 改めて強調しておきたい点を一つ。

(大学等での)地理の専門教育を受けずに地理を教える人が、今後たくさん地理教育の現場に入ってくること→そうした若い世代の能力を不安視せずに、業界(教員・研究者・行政・そして民間の教科書会社等)でバックアップしていくかが火急の課題である。

・・・あくまで推測ですが、「文検」(文部省の中等教員資格認定試験)で教員になった荒美雄師は、いわゆる「正規の教育」を経てきた教員との間で相当苦労されたと思います。だからこそ、自分と同じ立場で教員を目指す若者を生涯にわたって支援しましたし、若い教員に発表の機会を与えました。今の「地理必修化」に向けてかわされている「地理プロパー」さん(特にその中核をなす方々)の議論を聞いていると、いささか悲観的過ぎる観があります。地理教育に携わるのは、教員、学会だけでなく、様々な人が関わりますし、民間の立場、例えば教科書会社さんがぜひ頑張ってほしいと思います。

 前日から倉敷入りし、お墓詣りとゆかりの地を改めて案内していただきました。
 「聖地巡礼」ではないですが、地図アプリ等を使って、ゆかりの地の写真や古地図と組み合わせてまわれるようにしたらよろしいのではないか?(・・・というか、多分作ります)という話にもなりました。

 文章、アプリともに、まとめた上で改めて倉敷に関わって行ければと思います。
 6年ぶりの墓参。荒美雄師が教員を退職された年齢を過ぎましたが、色々と感じるところがありました。また新たにいろいろ始まったなという感があります。
 帝国書院の皆様、倉敷の皆様、どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

〇配布資料





posted by いとちり at 17:05| Comment(0) | 学会発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月15日

帝国書院100周年記念 特別講演@倉敷市立美術館(8月12日)

  今となっては当たり前になっている「主題図の入った教科書」(それまでは、延々と文語調の解説文のみだった)、「カバンに入る、1人1冊のMy地図帳」(それまでは、厚くて重いサイズで、教室に据え置きだった。アメリカやヨーロッパでは今でもこのスタイルを取っているところが多い)、それは今から約100年前、1人の超個性的かつ野心的な地理教師のアイデアと実行力で生み出されました。彼の名は、守屋荒美雄(もりやすさびお)。明治5年(1872年)生まれ。樋口一葉、島崎藤村、幣原喜重郎が同い年です。

 高等小学校を卒業後、独学で教員資格にチャレンジして中等学校教員資格を取得。師範学校、大学等の高等教育を経ずに東京の独協中学校の教諭として活躍。斬新な地理の授業で生徒を引っ張るとともに、自分と同じような独学で教員資格を取ろうという苦学生のために参考書を執筆して売れに売れ、30代後半には出版社と組んで、地理の教科書を自ら執筆するなど、とにかく商才に長け、マーケティング感覚に優れていた彼は、今からちょうど100年前、「帝国書院」を起業してからもその能力をいかんなく発揮します。

 何年か前に、月刊『地理」誌で「守屋荒美雄と帝国書院」と題した勝手に聖地巡礼企画の連載を書いていた縁があり、このたび郷里の倉敷市で行われる特別展のギャラリートークをさせてもらえることになりました。せっかくの機会ですので、「カリスマ地理教師・守屋荒美雄」としての前半生はもとより、40代以後の「経営者・守屋荒美雄」、そして「教育イノベーター・守屋荒美雄」に焦点を当てて講演を組み立てようと思っています。

 日々の激務、教育問題の複雑化、ベテランの大量退職と若手の急増などなど、今の教員、とりわけミドル層(自分達の同世代)は、なかなか明るい話題がありません。「このまま日々のルーティンをこなしていってあと20年、なーんにも変わらずにボロボロになって定年になっていくのかな・・・」とか、挫折や休職、あるいはその淵まで来てにっちもさっちも行かなくなっているとか、まあ、色々大変なんです団塊ジュニア、採用超氷河期世代は・・・。で、年の近いもん同士で愚痴るのも一興なんですが、そういう時こそ歴史に学ぶ、超ぶっ飛んだ先達に学びましょう!というメッセージを込めたいです。・・・荒美雄先生だって悩み、苦しみ、家庭と仕事の両立に心を砕きました。また、経営者になってからは「書きたい!」という欲求と、日々の業務との配分にも随分ご苦労されたようです。

 地方の美術館の教養講座ですから、郷土の歴史に興味のあるシニアの方々が多く見えられると思います。もちろん、そうした方々にも楽しんでいただける内容にしますが、個人的にメインターゲットに据えたいのは゛同年代の同業者”の皆様です。場所は倉敷の美観地区、いいところですよ。暑いですけど。夏の遠出の候補として、倉敷、瀬戸内散歩はいかがでしょうか?

 以下、帝国書院の特設サイトへのリンクです。
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posted by いとちり at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月28日

幻冬舎GOLD ONLINE 連載@「地図化する」ということ

幻冬舎のWEBマガジンで、拙著の内容を再構成して紹介する連載が始まりました。

 水曜日と金曜日に更新されていきます。
 サイトをご覧になってこのブログにアクセスされる方もいらっしゃると思いますので、原図へのリンクやデータをアップして行きたいと思います。

第1回は、第1章1項 「地図化するということ」でした。
オリジナルの表紙もつけてもらいました。
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 「マップ」と「ピクチャ」の違いは何だろうかということについて、古い古い地図を引き合いに述べています。
 「地理」は英語で「Geography」・・・地球をグラフィカルに表すことであり、いかに緻密に描くかよりも、いかにいらないものを捨てて、シンプルに描くかが勘どころです。
 この本の企画を頂いたとき、「時代がわかる〇〇地図帳」のような、きれいだけどごちゃごちゃ描きこんだ本ではなく、普段の授業の教材で作っているような「白地図+α」のシンプルな地図本をとのことで、編集部で議論したことを思い出します。

 地理本なのに、一本目が「ラスコーの洞窟壁画」というところ、Webマガジンの編集さんの目をひいたようです。対象の読者さんや紹介されている他の本を見ると、なんとも「アウェー」観が抜けませんが「その他」ジャンルの一つとして、お楽しみいただければと思います。

【リンク】本文中で使った図の出典です
posted by いとちり at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 地図化すると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月01日

本の紹介サイト「Hon to Bijo」で取り上げてもらいました。

ありがとうございます。
過分な扱いと、丁寧な紹介をして頂きました。
シリーズ第2弾(世界地誌編)も、せっせと書いております。
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posted by いとちり at 22:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 地図化すると | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする