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地理教材の「いとちり」ファミリー
最近の記事
カテゴリ
2014年02月18日
posted by いとちり at 21:58|
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防災
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2013年12月08日
「第1回 伊豆半島防災シンポジウム」というイベントがあり、伊豆長岡まで行ってきました。
〇事務局の伊豆市のサイト http://www.city.izu.shizuoka.jp/form1.php?pid=4504 基調講演は、東日本大震災の際に、岩手県の「防災監」を務められた越野 修三氏(現:岩手大学教授)。たまたま先週、図書館で氏の本を借りて興味深く読んだところだったので、案内をいただいてすっ飛んで行った次第です。
「盛岡の司令部」で何が起こったのか、第一声で何をしたのか、「甚大な被害を受けている場所ほど情報は入って来ず(市町村の庁舎自体が壊滅)、指令ボード上の地図は真っ白。何も判断材料がない中で何をしたのか」、組織をどう作り、どう改変したのか等、具体的なデータを交えての講演は大いに勉強になりました。
「”空振り”は、許される。でも”見逃し”は絶対に許されない」
という言葉が印象に残りました。
自衛隊の指揮官として、阪神大震災の時に広島から被災地入りのスタンバイをした際、なかなかGoサインが出なかったこと、「前進目標」(どこに向かって進めばいいのか)がなかなか決まらず、口惜しい思いをした経験から、岩手県の防災監就任後、自衛隊にあらかじめ前進目標を決めてもらい、知事から派遣要請があれば、被害の大きさがわからなくても自動的にそこに行く体制を整えたそうです。これが、次の日の朝からの捜索活動や避難所のニーズ(県は独自に避難所の数すら把握できなかった)の把握に役立ったそうです。
第二部は、国土交通省の沼津事務所の所長さんによる「伊豆版櫛の歯作戦」の概要について、第三部は、観光客の避難誘導について、鉄道会社の運行本部長さんと伊東市の防災監、土肥の旅館組合の副会長さんのパネルディスカッションでした。
この会の存在を紹介していただいたのが、勤務先の学校の近所にお住いの、防災指導員の方です。現役の自衛官をされながら故郷の釜石市を行き来されており、「業界」に広い人脈をお持ちの方です。帰りに
三島まで送ってもらいましたが、「伊豆の真ん中を貫く大動脈」を走りながら、「ここは、絶対通れなくなるよね」「ガソリンとか、どうやって届けるのかな。あんときはこれがどうにも大変だったけどね」とか、物流屋連絡の課題を実地でレクチャーしていただきました。
今回のシンポジウムでの問題提起は、「南北軸」です。沼津以南の伊豆半島が孤立し、沿岸部が壊滅的な打撃を受けた際、情報をどう集約し、どう道を切り開き、要救護者を搬出するかといった問題です。東名と新東名がクロスし、建設中の「伊豆縦貫道」の起点である今の勤務校のあたりは、まさに「扇の要」であり、岩手で言うところの遠野か花巻のような場所になるのだなということを改めて思いました。避難所であり、なおかつ物資の集約拠点にもなりうる県立高校同士の連携や、防災教育担当者の交流も重要になってくるのではないかと思いました。
「沿道に立って、遠くからやってくる緊急車両を着実に拠点に案内するのも立派なボランティア」
確かにそうだと思います。「カーナビがあるじゃん」というかもしれませんが、どの道が通れるかは刻一刻と変わりますし、情報を届ける携帯回線もダメになってるかもしれません。また、ランドマークが崩れたり、
波にさらわれていることだって考えられます。あと、ヘリからの偵察に対してどんなメッセージを送るのかも
重要だとのことでした。
講演の後、色々な方を紹介していただきました。また、タブレットを使ったGISによる情報集約システムの展示もありました。安定した電源(ソーラーなど)と通信手段(衛星インターネットなど)を用意すれば、司令部の情報収集に威力を発揮するのではないかと思います。
「半島の孤立」「内陸と、海辺との連携」は、この地域の防災を考える上で重要なキーワードになると思います。ただ、富士山噴火の場合は、立場は逆転します。宿泊施設と港湾を備えた伊豆は、脱出にあたっての重要な基地になるはずです。
地図を広げてどう「作戦」を練り、実際に「訓練」を重ねること、それを教材化することで、これまでの「身近な地域の危ないところ探し」から一歩踏み込んだ実践を作っていければと思います。
【リンク】
越野 修三(2012)東日本大震災津波 岩手県防災危機管理監の150日 (Amazonのサイトへ)

「ブクレコ」に書いたレビュー
以下メモ的なリンク。閉館間際で十分にお話を伺えず、すいませんでした。
〇タブレットを用いた「電子宿帳」&「電子避難者名簿」システム(ワコム)
http://www.wacom.com/ja-jp/jp/overlays/articles/2013/jp-1042
Windowsのタブレットを使われていました。
〇大画面の地図に手書きで情報入力―株式会社ターニングポイント
http://www.tp-net.com/index.html
電子黒板の避難所版といった様子。GISデータを読み込んでその上に書き込まれていました。
〇防災コンサルティング会社 (株)総合防災ソリューション
http://www.dpsol.co.jp/index.html
社長さんは、元自衛隊富士学校の教官・静岡県の防災調整監。
著書で静岡版の「図上演習」等を解説されているので、さっそく読みます。
posted by いとちり at 20:47|
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防災
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2012年02月19日
イチゴ狩りに行ったらこの低温で「不作」(まだ赤くなっていない)ため、一斉休園状態。代わりに「ちびまる子ちゃんランド」のある、エスパルスドリームプラザに行ったら、「いわて三陸復興食堂」というイベントをやっていて、そこで「浜のミサンガ」を買いました。今日一日の限定イベントだったようです。
漁の網をほどいて、一つ一つ手作りで『実演販売」してくれていました。売ってくれた方が、たまたま陸前高田市の高田高校と、高田一中に避難された方でした。自分も11月に伺っていて、久々に「大字、小字」単位の地名で話を思い出しました。
売ってくださった奥さんは、最初、指定避難場所の高田高校のグラウンドに避難して、グラウンドが浸水したため、野球場のある第二グラウンドに避難して難を逃れたというお話を伺いました。実際、私も現場に足を運んでいますので、イメージを共有することができました。特に、高田高校の先生方がいかに勇敢だったのか、家族の安否もわからないにもかかわらず、いかに踏ん張ったのかを聞かせてもらい、同業者として誇りに思いました。ミサンガは、早速、キーホルダーにつけました。
「とにかく来て、街を見て、話を聞いてやってください。なんか難しいことしてくれるよりも、地元の人間には、それが一番ありがたい」・・・背中に子供を背負いつつ、力強い眼で訴えられていました。まさにその通り、百聞は一見にしかずです。大部分が通販で売れているようですが、こうやってわざわざ出張販売に、しかも東京や大阪などの大都市ではなく、清水で販売してくれたこと、大変ありがたく思います。売っている方々も、一度とならず二度、三度と静岡県に足を運んでいただきたいと思いました。キーホルダーにつけましたので、日々陸前高田を思い出したいと思います。
【リンク】
●浜のミサンガ 「三陸に仕事を!」プロジェクト
http://www.sanriku-shigoto-project.com/about/
●いわて三陸復興食堂
http://www.iwate-fs.net/data/index.html
●陸前高田巡検(いとちりBlog:2011年11月6日)
http://itochiriback.seesaa.net/article/233806968.html
posted by いとちり at 22:44|
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防災
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2011年11月07日
教育GISフォーラムのブログでも紹介しました。
https://sites.google.com/site/egisforum/home/blog/ribendashiguantigongbankokunozuixinxiezhen
駐バンコク大使館による、日替わりの洪水情報。GPSカメラか何かで撮った位置情報付き写真が、Googleの写真共有サイトPicasa経由でアップされています。「Google Earthで開く」を選択すると、kmlファイルがダウンロードされ、Google Earth上に写真が散らばるという塩梅です。教育GISフォーラムで何度か取り上げてきた、タイ政府発のkmlファイルと重ねると、現状がよくわかりますよという記事を書きました。例えば、11月8日の浸水状況と、現地の写真(↓)日泰(タイ)コラボの地図であります。

更に、「地図太郎」ユーザーの皆様に、マニアックなお話を。
このサイトにアップされている写真には、すべて位置情報Exifがついています。
適当に写真をダウンロードして、地図太郎に放り込むと、位置が表示されます。
背景地図として、タイの地図がないので、真っ白な画面の上に点が載るだけですが、kmlファイルやShapeファイル、一覧表のcsvファイルに変換することはできます。
国内の写真の共有には、何か役に立ちそうな気もします。
posted by いとちり at 23:22|
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防災
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2011年11月06日
静岡大学の「ふじのくに防災フェロー講座」の巡検で、岩手県陸前高田市に行ってきました。
iPadのGPSロガーを使ってルートを取ったり写真を記録したり、避難所運営にあたった方々にお話を聞いたり、大変密度の濃い時間を過ごしたのですが、張り切り過ぎてひどい風邪をひいてしまい、1週間遅れのアップになります。
現地にいるときは、ただひたすら見るものをパシャパシャと取り、聞くものをメモっていただけだったのですが、改めて被災前の写真と見比べてみると、その「何もなさ」の重みが痛切なものとして受け止められました。
ごく限られた場所を引き合いに、その街の復興の在り方を語ったり、「わが街」に当てはめて語るのは安直ですが、ある日突然津波が町を襲い、人々を分断してしまう事の無念さ、復興への多難さは肝に銘じました。ここに居ながら何ができるのか、「地図」の力がどう役に立つのか、考えて行きたい課題です。
旅館で頂いたホタテ貝が、焼き加減が絶妙で、絶品でした。お土産に、土地の醤油を買いました。「熱を通すとさらによい」と書いてあったので、アジを煮たら一味違った仕上がりになりました。ちょっと辛めで、砂糖をいつもより多めに使ってつり合いが取れました。「なるほど、これが東北味か」と納得。北海道にいたころを思い出して懐かしさを感じる味でした。立ち止まらずに美味い物を出し続ける皆さんに敬意を表します。

【iPadと地図太郎で作ったKMZファイルをアップします】
takata.kmz(4.5MB) ポイントデータと写真が入っています。
takata25000.kmz(410KB)
25000分の1地形図 陸前高田市(被災前)です。海岸にある松原が、ご存じのとおり、たった一本の木を残してすべて水没してしまいました。
gpslog_trk.kml(22KB)通ったルートのログです。
SanrikuS_2_line_v2.kml
東京大学大生研地球環境工学研究グループ:東日本大震災初動対応プロジェクト (http://stlab.iis.u-tokyo.ac.jp/eq_data/#sanrikuS)内の、津波の到達域のラインデータです。
【リンク】
東日本大震災ライブラリー(国際航業)
http://www.kk-grp.jp/csr/disaster/201103_touhoku-taiheiyo/
大規模災害時の緊急撮影空中写真でおなじみの国際航業社のサイトです。
「航空写真で見る」のコーナーに、被災前の陸前高田市の空中写真があります。
「CGの動画で見る」では、津波の到達の様子がアニメーションで見られます。
河口から8qまで遡上したそうです。
●八木澤商店
http://www.yagisawa-s.co.jp/
お土産に買った醤油屋さんです。一ノ関駅で買いました。
ラベルに書いてあった製造元の住所を調べたら、どう考えても更地なので「あれ?」と思って調べたところ、一ノ関市に本拠を移して、各地の醸造元に委託して製造を続けているそうです。通販もやってます。魚の煮物用に大変良いので、また買います。
posted by いとちり at 08:15|
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防災
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