2010年08月11日

「ドラマティック街道」考。小松―静岡を¥1000に

ドラマティック街道
 静岡県から長野県を通って北陸にいたる日本縦断の観光ルート。長野、静岡、富山、石川、山梨の5県が連携して、それぞれの魅力や観光素材を海外に売り込むことによって海外からの観光客、とくにアジア諸国の観光客を増やすために名付けた。2009年夏の静岡空港開港を契機として5県は協力して、日本海と太平洋とを結ぶ縦断観光ルートを売り込む。ルートには海抜0メートルから3000メートル級の山まで高低差があり、「風景街道であり絶景街道。日本の原風景」(静岡県知事・川勝平太)とアピールしている。静岡、小松、富山空港は、韓国と中国との間に定期便があり、アジアからのツアーも組みやすい。中国からの旅行客招致では、小松空港に降り立ち、富山で剣岳や黒部峡谷を見て、長野に入り白馬村のスキージャンプ競技場や、安曇野市のガラス製作体験施設、松本城を見学して、静岡空港から中国に帰るルートなどが考えられている。 (Yahoo 辞書)


 静岡空港1周年の総括の中でちらちら紹介されていて最近ちょっと気になる言葉なんですが、何かどうもネーミングがベタなような気がしてなりません。ドイツの「ロマンティック街道」とかの二番煎じのようですし、途中で経由していく場所を見ていても何の統一感もない。ただの「寄せ集め」という感じがして、これじゃリピーターは来ませんねという感じです。

 第一、肝心かなめの日本人旅行客、特に小松なり静岡周辺の地元民が「お、行ってみたいな」と思えるルートかどうかをよく考えるべきです。「山梨から松本城へ、そして白馬から日本海へ」というルートは、我々が高校生の頃、修学旅行の代わりに大流行りした「スキー修学旅行」のルートそのものなんですが、
今思い出しても、あの片道8時間のバス移動は「もういい。勘弁して」と思えるくらいの苦痛でした。スキーバスのように夜行で行くか、かなり乗り物酔いに鈍感でないと厳しいかもしれません。

 長野自動車道とかできて多少交通事情もよくなったとはいえ、何年か前に新潟の地震の被災地への調査で地元の大学の先生や学生さんと行ったバスツアーも、「いやー、これは辛いわ」という感じでした。同じバス移動が長いでも北海道ならば道路も広いし景色も開放的なので、まあいいですが、本州の山の中を5時間も6時間もバスで揺られていくのはちょっと腰が引けますね。
「標高差3000mの旅」というのは、機上ではいい響きですが、動く方としては「バス酔い上等!」にほかなりません。そこまでして見に行きたいものが何かあるのかといえば、うーんどうかなあという感じです。普通別々に1か所ずつ行くところですし。

 せっかく
、地元の航空会社が「小松―静岡線」(搭乗率が稼げなくて超苦戦中)をしているのですから、変にやせ我慢せずに(他県に気を使わずに)移動は飛行機をつかったらいいのではないでしょうか。いっそ、上海―小松&静岡を一体化したチケットを発行して、2空港一体運用のようにしてみてはどうかと思います。小松―静岡間はタダ。あるいは+¥1000ぐらいにしてしまう。「1フライト¥1000」なんてありえない数字のように見えますが、最近のLCC(ローコストキャリア)航空の世界では普通にありうる価格設定です。「外国人ばっかりそんなに安くしてずるい!」と文句が出るほど日本人客がいればいいんですが、
そうでもなさそうなので、70%のスペースで空気を運ぶよりはいいのではないかと思います。
  もちろん、上海―熊本―静岡―上海でやってもいいでしょうし、上海―鹿児島―静岡―上海でもできます。

 自治体の「メンツ」とか、「みんな仲良く」もいいですが、お客さんの快適さ、「また来てみたい」と思える設定を考えると、「ドラマティック街道」とやらは、よく考え直した方がよさそうな気がします。
「バスで移動の団体さんをおらがムラに」という発想は切り替えた方がよいのではないでしょうか。


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2009年12月16日

「幽霊空港」考

茨城空港、国内線ゼロ 来年3月開港時定期便 ソウルのみ

(読売新聞12月16日)

 城空港(茨城県小美玉市)が国内線の定期便就航が決まらないまま、来年3月11日の開港を迎える見通しとなった。国内の航空会社に路線就航を働きかけてきたが、経営環境や経済情勢の悪化を理由に断られ続けた。国土交通省は「開港時に国内線がない空港は聞いたことがない」としている。  開港時の就航路線は現在、韓国アシアナ航空のソウル(仁川(インチョン))便(1日1往復)のみ。県幹部は読売新聞の取材に「路線の周知や航空券販売などを考慮して、路線の決定は開港3か月前がリミット」と述べ、開港時の国内線就航を断念したことを明らかにした。  1999年の国の需要予測では、札幌、大阪、福岡、沖縄の国内4路線で年間約81万人を想定していたが、ソウル便だけでは搭乗率75%と想定しても7万7000人にとどまる。  県は国交省に路線誘致交渉への協力を再三求めているが、国交省は「国が就航誘致をした例はない。茨城空港も地元が責任を持って誘致するという約束がある」との姿勢だ。ソウル便のほかは、台湾などへのチャーター便や、開港数か月後にアシアナの釜山便開設が決まっているだけだ。  国営空港なので維持管理費は国が負担することになっているが、県の第3セクターが管理運営する空港ターミナルビルも、1日1往復では年間で最大1億円の赤字になるとされ、県は利用者から空港使用料を徴収することも検討している。
この手のニュースを見るたびに、「いつか静岡も・・・・・」という気分になるのは私だけでしょうか。 「頼みの綱はソウル線。でも、そのソウル線もなくなったら・・・・こうなる」というケースがあります。イギリスのBBCが「世界一静かな空港」と皮肉った、韓国東部の襄陽(ヤンヤン)国際空港です。 まずは、こちらの動画をどうぞ。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/8052742.stm ピッカピカです。でも、誰もいません。映画のロケなんかやるには最高ですが・・・・。 動画の日付が2009年5月18日。レポーター氏は、「この空港では、最近商業的フライトがあったのは、昨年の11月」と言っています。最後の定期便だった釜山線が運休したのが2008年の6月。チャーター機すらも飛ばない空港です。 日本語による解説はこちらが詳しいです。 ロケットニュース24 2009.5.18 全く定期便がなくなった今も、管制官など、11人の職員が働いているそうです。「4億ドルを投じて建てた襄陽空港のターミナルのうちの1つは、6ヶ月の間にたった一人の乗客しか利用していない」のだとか。  韓国の日本海側(向こうでは東海と呼ぶ)の江原道。行きました。スルメがうまいところです。急行列車でのんびりトコトコ・・・・。もう15年以上昔ですが。 作ったはいいものの、就航する路線がなく、「開港できない」空港なんてもあります。  蔚珍空港の屈辱 航空会社の需要なく開港できず  (中央日報(韓国):2008年11月12日) 韓国は、仁川国際空港の成功で、航空政策が非常に上手くいっているように映りますが、国内13空港中11空港が赤字なのだそうです。特に、1990年代後半から雨後のたけのこのように作りまくった空港(多くは軍用施設の転用ですが)失敗に終わりました。「まず政権レベルで政府予算が政権の小遣いではなく全国民が血と汗を流して集めた税金であるという覚醒が必要だ」という、現地新聞の社説の指摘は、そっくりそのまま日本にも当てはまるように思います(中央日報:2009.3.31 【リンク】 ●今や地方空港問題の、入門書的な存在ともなった「血税空港」  (2009年5月:幻冬舎新書)  著者の森 功さんのブログでの紹介記事はこちらです。 http://mori13.blog117.fc2.com/blog-entry-493.html 福井空港(福井空港振興協議会) http://www4.ocn.ne.jp/~fukui-ap/ 日本で最初に定期便を失った空港です(1976年3月)。  滑走路を延伸してジェット化に対応するか、現状維持かでもめた結果、現状維持を選択。お客は小松空港に流れて定期便ゼロになった歴史があります。ちなみに、1994年に「延伸・ジェット化」に舵を切ったものの、今や存亡の危機に立たされているのが、信州まつもと空港です。
posted by いとちり at 21:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 静岡空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

「ティーガーデンシティ」構想

 代表作:「富国有徳」をはじめ、とにかく独自のセンスで造語を作るのが上手い川勝平太先生(静岡県知事)。学者さんだけに時々「おっ?」と思うフレーズでビジョンを語ってくれます。


 川勝平太知事は9日の定例記者会見で、日本航空(JAL)の静岡空港からの撤退問題について、「JALとの関係は約束がある限り続く」と指摘。フジドリームエアラインズ(FDA)の福岡線参入については「どうぞやってくださいというようなことは一切していない」と述べ、当面はJALとの路線継続交渉を優先する考えを示した。(中略)  静岡空港の発展は疑いがないとし、空港周辺に「お茶を軸にしたティーガーデンシティーをつくり上げたい」と述べた。(静岡新聞:2009年11月10日)


 ティーガーデンシティ(Tea garden city)。先生お得意の造語なのでしょうが、この言葉、"."(中ぽっち)をどこに置くかでだいぶ意味が変わってきます。

 オーソドックスな解釈するのならば、ティーガーデンシティ」とするのが普通でしょう。「お茶」を前面に出したテーマパークのある大きな施設。お茶を飲むための庭を中心に据えた施設。「イオンタウン」とか「ジャスコシティ」とかと同じ用法です。つまり、でっかい箱モノを空港のそばに作ってしまおうというもの。確かに、お茶の博物館は空港のそばにありますが、これを拡張しても「どうかなー」という気がします。

 中国の福建省に、「国内最大のお茶のテーマパーク」というのが出来たらしいので、サイトを見てみました。

 

中国海峡大茶都 http://www.zghxdcd.com/index1.asp

 うーん、別に「お茶のテーマパーク」じゃなくて、「中国に新しいアウトレットモールがオープン」と言っても別に違和感なさそうな・・・・。中では、お茶の製造工程がライブで見られたり、展示即売がされたりと・・・・・そういえば、前任校の修学旅行で行った「私の仕事館」がそんな感じでしたね。コンセプトは面白いんですが、何しろ豪華過ぎて・・・・。結果はご存じのとおり。そういえば、関空のそばの「りんくうタウン」の遊園地、どうなったかなあ・・・・・(→ちゃんとやってました)。と、言うわけで、「ティーガーデンシティ」はとりあえずお勧めできません。最近流行りの「事業仕分け」なら、普通一発で飛ぶでしょう。

 で、ここからが本題。「ティーガーデンシティ」にしてみたらどうなるでしょうか。勘のいい同業者の皆様は「ははぁーん」と思ってらっしゃるかと思います。「ガーデンシティ」というのは、今から100年前、ハワードがロンドンの都市問題解決のために打った手でしたね。日本で言うところの「田園都市構想」です。

 

 「都市に居ながらにして、田園の快適さが味わえる街」をコンセプトに進められた田園都市構想。ロンドンの周りを森林で囲って、それに隣接する形で人口3〜4万人の街を100年がかりで建設するというものでした。街の中の職場で働き、週末は森でピクニック。スモッグにまみれたロンドンっ子に夢を与え、ロンドンの膨張と、大火による災害をを防ごうというプランでした。

 ひるがえって我らが静岡県。私達は毎日「茶畑」を見ていますが、刈り取り機で刈りやすいように丸く縁取られた背の低いお茶の木の中を歩いてもあまりなごみません。茶畑の中をうろうろしていたら明らかに「不審者」です。しかし、考えてみると、「お茶の木」は、放っておけば結構な大木になる木です。学校の傍の「吉原公園」には「野生のお茶の木」があります。もし、いつでもぶらつける「森」が街の中にあって、その中にいろんな「お茶の木」があったりして、粋な茶店で一服なんてことが出来たら・・・・これぞ「ティー・ガーデンシティ」・・・・いいんじゃないでしょうか

 

 山間部の意欲的な農家の皆さんが、茶畑の中で観光客をもてなすというのをテレビでやっていましたが、街のど真ん中に茶畑(茶の森)を作ってその中で思い切りくつろげたら、静岡もきっといい街になるのではないかと思います。一番実現可能なのは、さしずめ静岡の駿府公園あたりでしょうか。空港の傍にテーマパークを作る予算の数十分の一の予算で実現可能です。もちろん、富士の中央公園も可でしょうし、野生の茶の木のある吉原公園なら、今すぐにでも出来ます 吉原本町が、時代の最先端を行く「ティー・ガーデンシティ」になるかも・・・・・!?街の若い方々に提案しようかな・・・ちょっと雰囲気がお洒落じゃないですが。

 

 実は昔、吉原公園の茶の木の葉っぱをむしってきてフライパンで炒って「煎茶」にして飲んだことがあります。美味しく飲むにはちょっと「修行」が必要なようです。

 


大きな地図で見る

【リンク】

 静岡空港の傍には、小ぶりながらもすごくよい「お茶のテーマパーク」がすでにあります。

 大規模化するよりは、「目の行き届く範囲」でサービスすればいいように思いますが・・・。

 ○お茶の郷博物館 http://www.ochanosato.com/

 空港に近い「学べるテーマパーク」ということで、個人的に一押しはここです。

 札幌にいた時、秋のシーズンにお客さんを連れていくと、とても喜んでもらえました。

 何度行ったことか・・・・・。

 ○千歳サケのふるさと館 http://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/

 「庭」というなら、ここも空港近くでお勧めです。北海道は、こういうのヨーロッパ的な景色を作るのがうまいですね。

 ○ゆにガーデン http://www.yuni-garden.co.jp/

posted by いとちり at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 静岡空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

丘珠空港が存亡の危機・・・!?

  わたくし、20代の後半の4年間を札幌で働いて過ごしました。

  丘珠空港のそばの「つどーむ」(というミニドーム)には、部活の関係でちょいちょい出かけ、中学校への営業担当エリアがこの辺りだったので、「タマネギ畑の中の空港」には、それなりのシンパシーを抱いておりました(と、言いつつ、使ったことはないんですが)。

 その丘珠空港がもしかしたら存続の危機になるかもしれないとの話、新聞で見てビックリです。

  まずはJAL。

  JASの系列の北海道エアシステムを引き継いだ便である丘珠―奥尻便を廃止

  そしてANA(エアー・ニッポンネットワーク) 。

  稚内・女満別・釧路・函館・根室中標津行きをすべて閉鎖を検討中とか。 

  (→路線図はこちらhttp://www.ank-net.co.jp/co/line.html

  なんとも、えげつないことをするなあと思いながら調べてみると、使っている飛行機(プロペラ機)がかなりの年代物で製造中止となったこと、代わりの飛行機を入れると滑走路の長さが足りないこと、冬季は天候不良が多く、欠航率が高いこと、新千歳に集約すれば、整備の費用が安く済み、東京からの乗り継ぎも便利で、混雑時にはジェット機も飛ばせることなどをANA側は挙げています。

 これに対して札幌市側は、滑走路の延伸は難しいこと(結構、住宅地がせまっています)、道内のビジネス需要を考えると、なくしてもらうと困ること等を訴えていますが、どうもANA側に分がありそうに見えます。

 ANAと札幌市のやり取りの詳細はこちら。(BNN+ 北海道365:2009年7月29日)

http://www.hokkaido-365.com/feature/2009/07/post-315.html

(同:9月7日)

  http://www.hokkaido-365.com/feature/2009/09/post-334.html

 ・・・なぜこのニュースを取り上げるのか、勘のいい方は「ははぁーん」と、思っていただけると思います。主語である「丘珠空港」「静岡空港」に、「新千歳空港」「羽田空港」ないしは「中部国際空港」の入れ替えると・・・・ほーら、他人事じゃなくなってきたでしょ?。JALは静岡を捨てましたが、「ANAなら大丈夫」なんてことはありませんよ。「たとえ利用者があっても、それ以上の経費がかかって儲からなくなれば、勇気を持って撤退する」・・・航空業界ならずとも、民間企業の鉄則です。鉄道とかと違って、「飛ばなさなければ、それでオシマイ」ですからね・・・・。

 ちなみに、静岡空港の将来のビジョンを作るために、平成17年(2005年)に県の関係者が丘珠空港を視察した(らしい)のですが、その報告記事は、静岡県の「空港だより」からなくなっています。消えてしまったのか、意図的に消したのか、よくわかりませんが・・・・・。“ふじっぴー”、頭下げてないで教えてくれ!

  残骸にヒットしたYahooの検索結果から。


... 北海道の航空・観光関係者約五十人をを招いて観光・空港説明会を開催し、県内観光情報と併せて静岡空港をPRしました。 ... その後、二十七日にかけて、静岡空港を活用した地域づくり等の参考とするため、丘珠空港 ...

「Google Earthの旅」には、 「存亡の危機・丘珠空港」なんていう投稿もありました。

http://google-earth-travel.net/mercury/0906100009.html

静岡空港や茨城空港はだいじょうぶでしょうか?

と、投稿者氏も心配されています。

大丈夫じゃなさそうな日が来るかも・・・・・。

やっぱり、頼りは外資じゃないでしょうか。

 北海道といえば、道東の弟子屈飛行場が2009年9月24日をもって閉港になるため、日本の空港は98から97になるんだそうです。公設の飛行場としては初の廃港なんだとか。後が続きそうな気がしてなりません。

posted by いとちり at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 静岡空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月16日

以遠権発動!外資よ、静岡に来たれ

日本航空が経営立て直しのため、静岡線(静岡―福岡)(静岡―札幌)から撤退することになりました。減便は覚悟していたのですが、全便撤退とは・・・・・。これで「搭乗率保証」はなくなるのかも知れま縁が、開店早々に「シャッター通り」になってしまうようで、何やら悲しいものがあります。

一方で、JALはデルタ航空と組むんだとか。アトランタ―成田―香港のような「以遠権」路線が出来るのかなと思います。だったら、いっそソウル―福岡―静岡とか、台北―静岡―札幌、台北―那覇―静岡みたいな路線を作ってもらって、静岡人はKALやらEVAに乗って旅行したり、外国のお客さんに来てもらったらどうなんだろうと思って調べたら、そういうのを「カボタージュ権」と言うそうで、シカゴ条約という民間航空条約で原則禁止されているんだそうです。外国のエアラインが他所の国の国内線を取り扱うのはダメなんだとか。つまり、ソウル発福岡経由静岡行きは切符を発行できますが、福岡発静岡行きはダメです。理由は、国内旅客や貨物の輸送はその国の「安全保障事項」に関わることなので云々・・・・・。ただ、EUの域内など、その国の国内線区間を外国の航空会社が運航しているケースもあり、まったくもってダメというわけでもなさそうです。

 背に腹は代えられません。そもそも、大韓航空もアシアナ航空も、静岡から韓国に行く分にはまあまあ使いよいダイヤなのですが、韓国から静岡に来るには、朝恐ろしく早起きしなければならないダイヤ(KE779 08:50発=10:45着OZ126 09:50発=11:45着)で動いているので、他の国(ヨーロッパやアメリカ、アジア諸国)から静岡に来ようとする人(あんまりいないかな?)あるいは外国からソウル経由で帰ってこようという静岡県民は、間違いなくソウルで1泊しなければなりません。真昼間に、福岡空港経由、あるいは他の地方空港経由で「静岡行」ないしは「静岡経由他の空港行き」(例えば成田とか)を出してもいいように思います。飛行機版「こだま号」といった趣でしょうか

  もう一案。成田に夜間駐機しているエアラインに声をかけて、「静岡に泊まるなら、駐機料、お安くしまっせ」とセールスして、夜遅くに成田についたお客さんを静岡へ、翌朝お客さんごと成田空港に飛んで行くようにすれば、お客さんも喜ぶし、一石二鳥なのではないでしょうか?成田で降りた後、東京駅までが長く、高いんですよねほんとに。 飛んだら30分ぐらいじゃないでしょうか。

  静岡発成田便が飛べば、それなりに需要はあると思います。地元資本のFDA(フジドリームエアライン)も検討しているようですし、1日2往復なり3往復体制ができれば、便利だと思います。 早朝と夜間は外資便、昼間はFDA便。もはや「ナショナルフラッグキャリア」の顔色を伺っている場合ではありません。伺い続けた結果がこれですから、川勝知事はもっともっと怒ってもいいと思います。と、いうか怒ってください。「儲かる路線だから、すぐ他の会社(ANAか?)が路線を引き継ぐでしょう」と楽観視している場合ではありません。「カボタージュ特区を作れ!うちは廃港がかかってんじゃ!」ぐらいの勢いがあってもいいのではないでしょうか。

 路線撤退が続く関空や中部では、国際線で以遠権を活用した路線を積極的に進めているようです。

 仁川―関空―グアムは既に就航中。

http://blog.travair.jp/article/29725570.html

良くも悪くも静岡空港の先輩格、福島ではこんな提案が。福島県庁はいまいちな反応ですが。

http://www.pref.fukushima.jp/cgi-bin/fteian_view.cgi?utema=syoko&number=1218604669

 【リンク】

日本の空港分布図(まだ静岡空港が入っていませんが)はこちらです。

社長になったつもりで、線でつないでみるのもまた楽し・・・(?)

shapeファイルで遊んでみよう(いとちり2007年12月03日)

http://www.itochiri.jp/article/13222977.html

(↓現在の静岡空港からの就航路線を地図にしてみました。この赤のラインがなくなります。それにしても、日本は空港が多い島ですね。)

 


posted by いとちり at 18:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 静岡空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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