2009年04月08日

代表の横顔

 2009年度日本代表のうち、2人の方が相次いで地元マスコミの取材に応えています。

 賞状と金メダルがまぶしい!。合宿でお会いできる日を楽しみにしております。

 アジアでも目指して、一緒に頑張りましょう

 

長谷川さん(神戸新聞:4月2日付)

http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0001791463.shtml

鳥山君(北日本新聞:4月8日付)

http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090408/20949.html

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2009年04月06日

2010年世界大会は・・・台湾に決定(!)。

  国際地理オリンピック本部(IGeo)は、2010年に行われる第8回世界大会の開催地を台湾(China-Taipei)で行う旨を公式サイトで発表しました。

  地理オリンピックは、上部団体であるIGU(国際地理学連合)の総会ないしは地域大会が開催される地域に合わせて2年に1回行われています。2010年のIGUの地域大会は、イスラエルのテルアビブで開催が予定されていますが、昨今の中東情勢の緊迫もあり、「地理オリンピック」を切り離した上で代替地を探していた模様です。

 台湾は、2007年に第1回アジア・太平洋地域国際地理オリンピックを企画・運営し、成功させた実績もあり、その経験を買われたようです。日本が初めて組織的に代表団を送った地でもあります。私自身、引率者として参加して、非常に多くのことを学びました。

 アジアでの世界大会開催は、2000年のソウル以来です。韓国、台湾と来ましたから、いずれは日本で世界大会を・・・・・と行きたいところですね。アジア・太平洋大会2009には、やる気満々の台湾代表が来日します。お隣さんが仕掛ける大舞台。地理の教員同士、何かサポートできればなあと思います。

【リンク】 

台湾よいとこ一度はおいで・・・。台湾の地理オリンピックに関するリンク集です。

〇中国地理学会 

台湾の地理学会です。「活動」を開くと、地理オリンピック関連の情報が見られます。

地理オリンピックは「地理奧林匹亞」と書きます。

2009アジア・太平洋大会には4名の代表選手中、少なくとも2名の女子選手(台北第一女子高級中学在籍)が来られるようです。

http://www.geogsoc.org.tw/

〇引率者から見た台湾の地理オリンピックとGIS(2008.2.16)

自己リンクです。日本女子大学で行われた、「第1回 アジア・太平洋地域大会」での報告プレゼンです。

http://www.itochiri.jp/article/13241498.html

〇台湾地理オリンピック事情

発表をもとにテキスト化してみました。写真転用承諾済みです。

http://www.bea.hi-ho.ne.jp/~geo-ito/worldessay/taiwan001.html

〇地理オリンピック引率記(月刊「地理」2007年9月号)

http://www.itochiri.jp/article/13203154.html

帰国の興奮冷めやらぬ頃の台湾引率レポート。それにしても暑かった・・・・・。

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2009年04月02日

日本代表決定!

 公式サイト「地理・日本代表2009」が発表されました。

 今年の年度末はすさまじく忙しく、採点も表彰式もお手伝いできなかったので、代表の皆さんにはまだお会いできていませんが、とりあえずおめでとう!と申し上げたいです。

 で、ここからの私の関心事は、「フィールドワーク試験対策代表強化合宿」がどうなるかであります。昨年の代表団は、それぞれ東京、京都、山梨に在住でしたので「3点間の重心」ということで(?)静岡県に、しかも「宿泊費が一泊100円」ということで、我が吉原高校の「生活館」で行いました。大雨が降ったり、風呂のお湯が出なかったり、散々な目に逢わせてしましたが、築約50年、「昭和レトロな」合宿所で代表生徒の皆さんと、その指導者の先生方と、地理三昧で過ごせたのは良い思い出です。 わが校がテレビにも出ましたし。

 今年の代表は東京、富山、兵庫からですから、3点間の重心はどこになるのでしょうか?本大会のフィールドが東京〜茨城なので、東京でやったら「下見」になってしまいますし、静岡はちょっと不便です。来年の夏に静岡空港=富山空港便が飛ぶらしいですが間に合いません)。大都市があって、開発著しい郊外があって、なおかつ便利で安い宿があるところとなると・・・・名古屋?大阪?京都?

 「フィールドワーク試験」というのは、半日(昨年のチュニジアは3日)選手を歩きなりバスなりで案内して、要所要所で「はい、ここが第1問の場所です。5分時間をあげますから、メモを取るなり、写真を撮るなり、何でもして下さい・・・・・はい、やめ。では次に行きます」という感じで5〜6箇所案内し、帰ってきて机に向かって初めて問題が提示されるという、大変難しい試験です。問題を出す方は、腕によりをかけて問題を作りますし、選手達は、「いったい何を聞いてくるのだろう」と相手の腹を探りながらひたすら景色を眺め、更に味のある答えを書く(しかも英語で)「地理のオリンピック」にふさわしい頭脳戦が展開されます。

 国内予選段階でこれが行われたら、日本の地理教育、特にフィールドワーク指導も変わるのになあと思いますが、準備も採点も果てしなく大変なので、ちょっと厳しいかも知れません。ヨーロッパの超強豪国、エストニアは、「国際地理オリンピック」ができる遥か前の1950年代から毎年開催地を替えて「地理・エストニア選手権フィールドワーク決勝戦」をやっています。日本の場合、まずは強化合宿でノウハウを蓄えて、全体に生かしてくのが現実的なのかもしれません。

 3年生の地理は「身近な地域の調査」からスタートです。センター演習の合間に、ちょっと一息、オリンピック問題をアレンジしたドリルを届けらればと思います。

【リンク】

強化合宿報告(2008.7.4) 合宿の模様と選手の横顔

http://www.itochiri.jp/article/13293126.html

強化合宿2008(公式サイトより)月刊「地理」(2008年10月号)に私が書いた報告です。

http://www2.dokkyo.ac.jp/~rese0012/event/gasshuku.pdf

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2009年03月23日

英語で地理学暗記カード

 前の記事のリンクで紹介した、イギリスのGCSE(義務教育終了レベル統一試験)の地理用学習カード。

去年、Amazon.jpで¥1680で買ったのですが、今は品切れのようです。イギリスのAmazonに出ていましたので、改めてリンクを貼ります。(→こちら)10.61ポンドだそうです。

 ちなみに、著者のJohn Pallister氏は、GCSEの地理関係のテキストをたくさん書いていて、Amazon.jpでも、彼の書いた教科書やワークブックがたくさんヒットします(→こんな感じ)。さしずめ、現代英国の守屋荒美雄(大正・昭和初期の一大教科書ライターにして、帝国書院の創始者)といったところでしょうか。

 問いと解答例がシンプルでGood。表面で問いを見て、ひっくり返せばカラーの解説図付きで答えが載っています。「渋いところを突くねえ」という問いが満載。日英対訳版を作ったら、売れるかなあ・・・・。「センター攻略」もいいですが、こういう論述対策の教材が売れる国になってほしいものです。

【リンク】

自己リンクです。

昭和16年刊の「守屋荒美雄傳」を借りて読みましたが、とても元気が出ました。

昨日は守屋荒美雄先生の命日でした(2008.2.09)

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2009年03月22日

お疲れ様でした!

 2009年地理オリンピックに参加した皆さん、お疲れ様でした。 3月20日、無事に終了しました。

 200名以上の受験生が全国13会場で同時に取り組んだ試験です。監督もかなり緊張しました。

 静岡会場では、2名の先生にお手伝いをいただき、地元のテレビの取材も受けました(夕方とお昼のニュースでちらっと流れたようです)。

 会場は、受験生が想定以上に多かった上、会場が横に長かったため、「マルチメディア」の試験が大変でした。両サイドの机を斜めにし、前の人に頭を下げてもらったりして協力してもらいましたが、なんとか見えるぎりぎりだったようで、ご迷惑をおかけしました。来年度は余裕のある会場の選定と、念のためにサブスクリーンを用意するなどの工夫をしたいと思います。

 我らが吉原高校からは、自分が地理を教えた理系高2の皆さんに加え、授業には地理がない国際科2年生の皆さん、現社を担当した1年生の皆さんにもたくさん足を運んでもらいました。

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 「地名や知識をどれだけ知っているかどうか」ではなく、「資料や地図を見て考える力、本質を見抜いて表現する力を問う」のが地理オリンピックです。高校地理を習っていない皆さんには、過去問解説と、現代社会の資料集を使っての「にわか対策講座」をさせてもらっただけですが、うんうん唸りながら、辞書をめくりめくり、2時間近く記述問題と格闘している皆さんの姿を見て、とても嬉しく思いました。「日本代表」を争う、トップアスリートの戦いがある一方で、参加することに意義がある、「市民ランナー」的な参加もありなのではないかと私は思います。昨年もそうでしたが、「面白い!よっしゃ、受けてみようと、たくさんの生徒が名乗りを上げてくれる学校、そしてその学校の教員であることを、お世辞抜きで誇りに思います。 浜松あたりで好んで使われる、「やらまいか精神」が息づいています。

 吉原高校の皆さんも、吉原高校以外の受験生の皆さんも、先生方も、電車で1時間近くかそれ以上揺られて会場まで駆けつけてもらったかと思います。全国では、電車で3時間も4時間もかけて会場に行かれた人もいるかと思います。その熱意が結果に表れるといいですね。もっと身近な、もっと開かれた地理オリンピックにできるよう、スタッフの一員として頑張って行きたいと思います。 一指導教員としては、英語問題の対策が必要だなと思いました。以前、このサイトでも紹介しましたが、

本気で世界を目指すのならば、「英語で学ぶ地理」の勉強もある程度必要なのかもしれません。

  1年生の皆さん、中3で参加してくれた皆さん、来年の世界大会は海外ですね。チャレンジを待っています。 なにはともあれ、皆さんお疲れ様でした。

【リンク】

 今更ではありますが、「英語で地理」の自己リンクです。

 〇英国式:英語で地理を学ぶ方法(2008.3.19)

 http://www.itochiri.jp/article/13252606.html

 イギリスで「暗記カード」は意外な気もしますが、必要なことがコンパクトに収められていて、全面カラー刷りで、とても役に立ちます。

 いくら「考える力」があっても「表現する力」がなければ「表現していない」と同じです。地理用語や表現など、語学の学習よろしく「丸覚え」はある程度必要なのかなと思います。まずは「型」を身につけてから、それを自在にアレンジしていくのが世界に通用するGeographerへの近道なのではないでしょうか。

 普通の英国人も、英語を母国語としない移民の中学生達も、進学するために必死になってこのカードをたぐっているのかなと思うと、自分も勉強しなきゃなと、身が引き締まる思いがします。

 

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