2010年03月03日

来たれ!静岡県の地理民族(中学生も可)

 静岡県民の皆さん、今朝の静岡新聞を見ましたか?
 小さくですが、「地理五輪エントリー受付中」の告知が出ていましたね。
 それを見てこのブログにたどり着いた人は・・・・あまりいないかと思いますが、とにかくこれを読んでいる高校生(中学生)のみなさん、地理オリンピックを受けましょう!

  エントリーは公式サイトから応募用紙をダウンロードして、大会事務局へメールで送ります。
 
 公式サイト:http://www2.dokkyo.ac.jp/~rese0012/

 地理オリンピックと静岡県は非常に縁があります。

(1)初めて組織的な代表を送った時の引率者が静岡県人である。
 
2000年に1度だけ、同じ学校の生徒が個人資格でソウル大会に出たことがあった以来、参加が途絶えていたものを、2007年に初めて「代表予選」をして第1回アジア・太平洋大会(台湾)に行きました。その時の引率が静岡人(つまり私)です。

 詳しくは、月刊「地理」誌に載った「代表引率記」をどうぞ。
 http://itochiriback.seesaa.net/article/137306116.html
 この時にノウハウを身に付けた台湾(実は、世界で使われているGPSやカーナビの産地だったりする)が、今回の「世界大会」を行うわけです。

(2)静岡で「代表強化合宿」をしたメンバーが世界で金を取った
 合宿の模様がテレビで放映されたりもしました。
 大雨の中、吉原本町やら田子ノ浦やら、「模擬フィールドワーク試験」をしました。学校の合宿所で、風呂のお湯が出なかったりして大変だったんですが。
 合宿の模様はこちら。すみません。写真が切れてますが。
 http://itochiriback.seesaa.net/article/137306158.html
 
 2008年世界大会の模様はこちら。彼らも大学生です。2009アジア大会の時はお世話になりました。
 http://geoolympic2008.blogspot.com/

(3)今年の地理オリンピックのポスターは静岡で印刷された
 
産地は静岡です。
 

posta1.jpg
 
















  

 今年の静岡会場(沼津)は、昨年に比べると、エントリー数に元気がありません。昨年は、58名が受験して、会場はすし詰め、東静岡のグランシップで、やったのですが、横長の会場だったので、それを更に詰め詰めにして「マルチメディア」の試験をやりました。

(↓こんなかんじでした↓)

photo001.jpg






 「静岡だいいちテレビ」さんが取材に来て、夕方のニュースなんかにも出ました。静岡会場の最高は「銀メダル」(上位10位以内)。もうちょっとで「日本代表」が出たかもしれなかったんです。ちなみに、お隣山梨県からは、2008年に日本代表が出ています。

 「代表なんて、どうせなれっこないし、関係ないや」って思ってませんか?
主催者としては、“一番”を決めること以上に、日本中の地理好きが同じ日、同じ時間を共有して、
「あの問題はどうだった?」「僕はこう書いたけど、どうなんだろう」と盛り上がってくれることを企図しています。

 パンフレットにも書いてありますが、地理オリンピックは「知識量」を問うのではなく、「考えるノウハウと精度の高さ」を競うものです。
「いやー、なかなか渋い問題だったけど、どうよ?」と仲間内で話してもらう、近い将来、進学した先で「え!君も地理オリ受けてたの?覚えてる?あの問題はヤバかったよね?」と、話に花を咲かせてくれる(?)と大変うれしいわけです。北は北海道から南は沖縄まで、数百人が既にエントリー済みですので、新高3の人は、来年、「地理オリ経験者」に会う確率は高いです。「地理学科に行きたい」なんて人はその確率は更に高まる可能性大です。進学先で浮かないためにも(?)、今年の地理オリはMustで受けるべきでしょう。

 最後に、初めて予選会をする際に、「地理オリとはどういう問題を出すのか」を研究していたときに見かけた問題を出しておきます。原文は英語です。
question7.jpg











Q.船が進む方向に間もなく開けてくる海はどれでしょう。
                   (1996年オランダ大会)
(1)紅海
(2)ペルシア湾
(3)地中海
(4)大西洋
                                   答え:(4)

question9.jpg

















Q 2つの写真は、同じ国で撮られています。
写真を撮った国はどれでしょう。(1996オランダ大会)
(1)ウクライナ
(2)キルギスタン
(3)カナダ
(4)パキスタン

                                                      答え:(2)

 中学生の皆さんも受験することはできます。ただし、6月末までに16歳以上になっていないと、「メダル」は取れても「日本代表」として派遣はされません。「4年前の浅田真央」状態になりますが、それでも今回は下は中1からエントリーが出ています。中学時代から何回も受けて、高校生になったら代表として海外に行こうなんて人が出てきているようです。ちなみに、2007年の日本代表では、予選時中3だった生徒さんが選ばれて、高1の夏休みに私と台湾の土を踏みました。

 今日から、静岡県の公立高校入試です。地理の問題はなかなかハイレベルでしたね。あれをすいすい解ける人ならば、地理オリンピックにエントリーしても高校生と互角に渡りあえると思います。中3から受ければ3回、中1から受ければ5回試験を受けることができます。「授業の地理」は、中1と高2がメインですし、学ぶ内容もそれほど差はない(日本地理はむしろ中学の方が詳しい)ので、他の科目ほど年齢によるハンディは少ないと思います。

 長々とすみませんが、とにかく静岡県民の皆さん、がんがん応募して下さい。
3月14日、沼津市立図書館で待ってます!

 地理好きな親御さんによるお子さんへのプッシュも期待しております。
 その日のうちにお子さんが問題用紙を持って帰ってきますので、お子さんと一緒に、ぜひ頭を悩ませてみてください。

くどいですが、エントリーは公式サイトからメールにてお願いします。
http://www2.dokkyo.ac.jp/~rese0012/

 
「地理民族」という用語は、私が高3の時、文系で地理を選択した人間が300名中9名しかおらず危うく「開講せず」の危機になった(担任の先生の驚異的な粘りでOKになったと聞いております)際につけられた校内用語です。絶滅危惧種、少数民族扱いされていた我々は結束固く、卒業後も行き来があります。そのうちの一人は、休みに公園に行くとよく会い、お互いに「なんか、行動バターンが似てるねぇ」と、お父ちゃん談義に花を咲かせてます


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2010年02月18日

求む!地に足ついた理性

地理オリンピック情報です。

ポスターおよびビラを、現在全国の主要な高校に向けて発送中です。
来週には、お手元に届く学校が出て来ると思います。

  写真は昨年のアジア・太平洋大会の時の様子です。
  表敬訪問した国土地理院で、床に日本地図を描いた場所でみなさんくぎ付けになったそうで、「いかにも」という写真があったので、このキャッチコピーと合わせて作ってみました。

 「地に足付いた理性」
という言葉には、単なる点取り屋、テストの傾向予想屋に甘んずるのではなく、自分達が住んでいる地元の現状を憂い、身に付けた地理の知識と地域の知恵をマッチングさせて地域のために尽くして欲しいという意味を込めました。同時に、地理学を担う若い才能をどんどん送り込んで欲しいという、同輩の「指導者」の皆さんへのメッセージ込めています。ポスター・ビラが届いたら、ちょっと目を留めて頂けると幸いです。

 ちなみに、熱心に東京の地理(?)を語っているI君は、私も引率で参加した2007年の第1回アジア・太平洋大会(台湾)に高校1年で出場(受験時は中3)、2009年のアジア・太平洋大会で見事金メダルを受賞しました。
posta1.jpg














 


締め切りが
3月7日(日曜日)まで延長されました。
奮ってエントリーして下さい!。

 応募用紙・過去問は公式サイトまで。ポスターのPDFもあります。

posted by いとちり at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月30日

中国の地理オリンピック事情

 台湾の地理オリンピックのサイトってどこだったけかな・・・・と、検索サイトで探していたら、中国の地理オリンピック委員会のサイトを見つけました。以前、各国の委員会へのリンク集を作った時に、中国はどうしても見つからなかったのですが、なんだ、こんなところにあったのかという思いです。

中国地理学会地理奥林匹克工作

http://www.igeocn.com/

 母体の「中国地理学会」は、今年創設100周年。1909年(明治42年)。11月4日に伊藤博文が暗殺されています。日本地理学会の設立が1925年1月1日ですから、16年も先輩なんですね。ちなみに、台湾の地理学会は、「中國地理學會」と標記します。設立は「民国22年」と言いますから、1911を足して、1933年設立です。

 さて、中国の地理オリンピック事情を見てみましょう。

 2010台湾大会に向けての国内予選が、つい先日行われたようです。

 11月13日〜15日に、広東省の丹霞(ダンシャ)山世界世界地公(いわゆる「ジオ・パークですね)というところで、合宿で行われました。


大きな地図で見る

 「丹霞杯」と銘打たれたこの催し、以下のサイトに大会の様子がありました。

 http://www.danxiashan.org.cn/new/article.asp?id=1569

 地方予選経た34チーム136人、教員36名。かなり大規模な大会だったようです。日本では、個人でエントリーして、上位4名を「日本代表」にしますが、中国では、4人1組(+「チームリーダー」として、教員2名まで)の単位で参加することが条件になっているようです。表彰式では先生も表彰されています。やっぱり、名誉と海外旅行がかかると、指導にも熱が入るのでしょうか。

 試験の問題は、第一回の問題がダウンロードサイトから見ることが出来ます。


 第一部(第一部分)は、短答4選択式。

「ほう、結構日本と一緒の事を学んでるのね」という感じ。

 第二部(第二部分)は、論述問題(中国語)。1題を5分で説いて、6問30分が制限時間。

 第三部(第三部分)(重たいのでご注意)は、資料読図論述。イギリスの教科書から図を借りたりして、ちょっと理科っぽかったりします。

 第四部(第四部分)(これもファイルサイズの割にはダウンロードに時間を要します)は、総合分析問題ということで、バングラディシュの洪水の原因についてレポートを書かせる問題でした。

 第五部(第五部分)は、英語で解答する問題です。


 これにフィールドワーク試験やら、バーベキューやらなんやらいろいろついてのロングラン。かなりのものです。

 実行委員長は、北京師範大学の王民教授(http://www.wangminedu.com/)。旭川で行われる環境地図コンテストの運営に関わるなど、日本にもゆかりの深い先生です。先生のサイトを見ると、中国の地理教育事情が概観できます。

 ちなみに、地理オリンピック日本委員会の委員長は、北海道教育大旭川校の氷見山先生です。世界は狭いというか、業界内でいろいろつながっているわけですね。

 ちなみに、中国は、2009年の「アジア・太平洋国際地理オリンピック」(@筑波)向けにナショナルチームを編成していました(都合により、来日は果たせませんでしたが)それ関係の記事もありました。

http://www.igeocn.com/igeo/igeoap.html

  台湾も地理オリンピックに関して非常に熱心ですが、中国もかなり頑張っているようです。「決勝まで団体戦」というのが面白いですね。来年の、「Wチャイナ対決」(場合によっては、マレーシア“華僑チーム”が参戦するかも)がどうなるか楽しみです。

【リンク】

 世界の地理オリンピック実行委員会リンク集(いとちり2008年2月17日)

  http://www.itochiri.jp/article/13241756.html

 今年のアメリカの地理チャンピオン(National Geographic bee:中学生対象)は、中国系の生徒でした。賞金は大学進学資金25000ドルと、アメリカの「みのもんた」と一緒にガラパゴス諸島に行く権利だとか・・・・・うーん、すごいぜアメリカ。高校の地理オリにも是非参加してください!

 動画付き解説(いとちり2009年7月31日)

 http://www.itochiri.jp/article/13502465.html

 ナショナルジオグラフィック(日本版)での解説記事

 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=60530020&expand

posted by いとちり at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月29日

【今度は台湾】2010年国内予選要綱発表

公式サイトで発表されました。

試験形式・内容については、昨年までと大きな変更点はありません。

一点「年齢制限の下限」がなくなったことが大きな変更点です。

例えば、「地理が三度のご飯よりも好きで、将来是非地理オリンピックに出て海外に行きたい」と熱望している中学生(小学生も・・・・)が、受けてもOKです。ただし、仮にその生徒さんが、並み居る高校生のお兄さんお姉さんをバッタバッタと抜き去り、「国内チャンピオン」になったとしても、国際大会の方の規定により、2010年6月末時点で16歳以上になっていないと世界大会には出場できません。前のオリンピックの、フィギアスケートの浅田真央のような立場ですね。ともあれ、「地理オリに出たい!」という中高生にとっては、受験の機会が増えるわけであり、そういう「ジュニア・ユース」年代の挑戦は大歓迎です。中学校の多くが中1〜中2で地理をみっちりやるので、意外といい成績をとれるかもしれませんよ。中学の先生方、いかがなものでしょうか。

中学生といえば、たまたま昨日、本屋さんで見つけたこの本を、面白くて一気読みしました。

史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド

                    (ジョアン・サルバンス:小学館101新書)

著者はバルセロナの下部組織で中学生年代を育て上げた監督(その教え子たちが今、トップチームで大活躍)です。スペインのプロリーグでは、11歳〜12歳の子供の試合にスカウトがずらりと並ぶんだとか。で、「これぞ!」と思った選手は服から寮から私立中学の学費から全部丸抱えでプロチームの育成コースに入り、プロを目指します。

若い才能をどう伸ばすか、どうやって「真剣勝負」の機会を用意し続けるか(一発勝負のトーナメントでなく、ホームアンドアゥエーのリーグ)、主語を「サッカー」から「勉強」に置き換えてみると、「ふむふむ」と思える格言が満載でした。来日して日本の「ブカツ」を指導している著者から見た日本論もまた一読の価値ありです。

 地理の勉強も、与えられた問題に対して「どれだけ知っているか」「どう解答を導けばいいか」というテクニカルなところだけでなく、「この景観から何を読み取れるか」「ある目的(地域振興・災害対策など)を達成するために、まずは何をしたらよいか」「なぜ、この地域は変わった(変わらないままでいられた)のか」といった、フィールド全体を読んで、最適な一手を出す能力が求められます(特に大人の世界では)。日本の「地理学」ないしは「地域マネジメント」を本当によくして行こうと思うのならば、サッカーよろしく「たぐいまれな才能を持った子供」を見出して、日本全体で盛りたてていくことも必要なのではないかなと思います。「中間テスト」「期末テスト」「入学試験」という一発勝負のテストや、「学習成果の発表会」的なイベントだけでなく、最終的には世界につながる「真剣勝負の試験」や、大人たちと地図を囲んで「この街をどうするか?」を徹底的に考えるような機会がもっと用意されるべきだと思います。

 また教員も、国際レベルの試験を見て対策を立てたり、あるいは実行委員会入りして自ら国際試験の問題を作る経験を積むことによって、幅広い視点から自分の担当科目と指導実践を振り返る機会を得られると思います。

 今回の「年齢下限撤廃」により、これまでなかなか接する機会の少なかった小中学生と、先生方の参入を期待しています。「地理王」級の知識があると自負している中学生諸君、「世の中にはこんな地理の試験あるんだ」というのを実感して下さい。

posted by いとちり at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月10日

地理オリンピック名物・真夏のフィールドワークテスト

出張続きでバタバタしておりました。

地理オリンピック報告の続きです。

閉会式も終わり、またまた日本人が金メダルの報も入ってまいりました。

詳細は公式サイトをどうぞ。

 さて、大会も2日目。いよいよフィールドワークの日がやってまいりました。前日、スタッフには熱中症を含め、非常時の対応がみっちりとレクチャーされていました。何しろ真冬の南半球からいらした人々もいます。この暑いのに秋葉原から筑波まで、電車を乗ったり降りたりしながら、しかも「何が出題されるかは明日のお楽しみ」という非情な試験。しかも、「どっか1か所決めてチームでプレゼンしてね」という宿題まで付いてくる・・・・下見ですらどっと疲れた私としては「大丈夫かしらん」と思いながら最後尾にくっついて駅から駅へ渡り鳥でした。

 ちなみに、事前に各チームに案内したGoogle Mapはこちらです。

 朝8時、意気揚々とロビーに集合した各チーム。前日、食堂の割りばしに私が番号を振って作ったくじによって決められたA~Dのグループに分かれて出陣です。つくばエクスプレスに乗って一路秋葉原へ。新しい電車なのでレールの継ぎ目の音が聞こえず本当に静か。無線LANも使えて、「未来の通勤電車」という感じです。 s-kanda.jpg

 秋葉原到着。ここで二手に分かれて、第一ステージ・秋葉原〜神田編(90分)です。ここは、フィールドワーク試験のHow toを会得してもらうために案内人がついて決められたコースを廻ります。片方の案内人は、南国・バンコク&ソウルの安宿仕込みの適当Englishを操る私。「ここがチェックポイントですよ」「地形を見てね」くらいしか言ってはいけないのですが、一緒に廻る先生方の質問が、次の日のテスト問題とどんぴしゃりの事ばかりで焦りました。「・・・先生、その質問にお答えするにs-Fw002.jpgは、わたくし、フランス語をしゃべらなくてはなりません」(チュニジアの先生はアラビア語とフランス語と英語が堪能)などと言いつつ、秋葉原、神田明神、湯島聖堂、昌平橋(神田川)、ラジオセンターなどを歩きました。

 秋葉原の後は、各グループに分かれてそれぞれのペースで各ステージを廻りました。

 

 

 花の浅草、「うーん、うなぎがこんなに安くて美味しいのね」「おお、今日の演芸場のトリは林家正蔵s-asakusa.jpgか。うわっ、"漫談:林家ペー"だって!見たい」・・・・(「英語でガイドシナイト」の大役を果たした後は気楽なもんです)。そんなことをしつつ、改札口で待っていると、各チームとも超真剣な面持ちで帰ってまいりました。中にはお昼も食べずに次のステージへ直行する組や、「ファミレスでご飯でした」という組も・・・・浅草は、またぜひプライベートで来てください。演芸場は必須です。

 次のステージは埼玉県の八潮(やしお)。川を挟んで反対側は東京都というところ。ただ、地名の通り、海水がこの辺りまで侵入する上、後背湿地のど真ん中に突然駅ができて、スプロール現象の真っただ中にあるところです。

s-Fw003Yashio.jpg

写真は、この駅に最も早く到着し、お昼をコンビニおにぎりで済ましつつ、3時間も滞在して最も遅くこの駅を発ったチームです。各チームとも、1か所を決めて、規定ルートを歩いた上でプレゼンのネタ探しをするのですが、このチームは地元の人に「聞き取り調査」を敢行。「つくばエクスプレスが出来て、どうですか?」と、地元の人にインタビューをしています。

 このチームに同行した、大会本部の役員さん(ニュージーランド)は、「いやー、面白い、ここはまた渋いところを選びましたね。でも、暑いわ・・・・」と、2時間半後に駅に戻って来られました。「ねー、"地理の人には"実に面白いところですよね」と返すとニヤリ。マニアック心をくすぐられるところです。

 この組について、次のステージ、茨城県の守谷市へ。ロードサイドの大型店と、街道筋のさびれかかった商店街の対比を見てもらいました。最終組についてつくばみらい市へ。田んぼのど真ん中に忽然と現れた分譲地のど真ん中にある駅に降り立ち、住宅地と農村部を廻るステージです。 s-tsukubamirai.jpgs-P7120329.jpgここもまた、「通好み」なステージと言えます。

 

 

 

 

 

 

 5つのステージを歩き倒して到着は午後6時。みなさんフラフラ。遅い夕食を近所の焼き肉レストランでとり、ホテルの会議室を借りてさらに明日のプレゼン準備、23時でシャットダウンと相成りました。翌日は朝の7時半にホテル発。相当タフな一日だったと思います。

 次の日のプレゼンは、「まー、よく3時間かそこらでこんなに準備したなあ」と感心する出来栄え。さすが国家代表です。無秩序な都市化や、大型店の進出による既存の景観の破壊など、いつも話しているネタも、外国の高校生からバシバシ指摘されると、それはそれで耳痛いものがあります。各グループに入った日本人の皆さんも、陰にひなたに上手にグループをまとめてくれていたようです。

  各国の引率教員の先生方と、各グループの代表選手による審査により、最優秀プレゼン賞を、個人成績とは別に表彰しました。

s-DSC00289.jpg

s-DSC00295.jpg

 

 

 

 

 

 

フィールドワークテストの採点の間、選手の皆さんは筑波山へ。 一言、一句、一等高線にこだわる採点打ち合わせを横目に、「採点、ご苦労さまでございます」と、筑波を後にして参った次第です。

 まだまだいろいろありますが、詳報は、各スタッフからの写真を集めつつ、公式サイトでご案内したいと思います。国土地理院への表敬訪問、カルチュラルナイトなど、お楽しみイベントもいろいろだったようです。とりあえず、いとちり版の地理オリ報告はこの辺で。

posted by いとちり at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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