2025年12月01日

地理院地図を使った地域概観図の描き方(立命館アジア太平洋大学招聘講義)

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 お招きいただき、ありがとうございます。

 本日使用するマニュアルとデータの一覧を以下にまとめました。
 配布資料のQRコードから各マニュアルに直接リンクしていますが、パソコンで見られる際はこちらから御覧ください。

◯マニュアル1 地理院地図の基本的な使い方

◯マニュアル2 地理院地図Vectorを使った地域概観図


◯マニュアル3 地理院地図の応用(1)全国Q地図を使ったレイヤの重ね合わせ

◯マニュアル4 地理院地図の応用(2)宿泊施設の分布図の作成

★宿泊施設のリストデータはこちら(ダウンロードしてください)

レジュメ(各マニュアルへのQRコードが付いています)



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2025年11月24日

地図の錬成会2 MANDARA JS 特練

 11月22日(土) 日本地図学会(学校GIS教育専門部会)の例会として、「地図の錬成会2」を行いました。

 前回に続き裾野市立富岡中学校の磯ア雄三先生と私で事例報告を行い、山川出版の齋藤竜太さんからコメントを頂きました。
 今回は、会場として三島市立図書館のパソコン教室をお借りして、実技の伝達をとも考えていましたが、集まりが悪かったため、オンラインでの講演と意見交換を中心に行いました。それぞれの立場からコメント、感想を頂き、閉会後も議論が続き、大いに盛り上がることができたと思います。

 私のパートのスライドと、実技実習用のマニュアルとして用意していたPDFファイルを公開します。
 「MANDARA JS」に興味のある皆様、是非ご活用いただければと思います。

 現場からの事例報告が2回続きましたので、次回は学校現場以外の専門家の方から話題提供を頂き、それに対してフリーに意見交換をするような場にしてはどうか?オンライン主体でよいので定期的に開催して欲しいとの意見を頂きました。学校現場と地図の専門家をつなぐイベントとして、続けていければと思います。

 ご登壇いただいた皆様、視聴いただいた皆様ありがとうございました。

【事例報告スライド】
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【実習用マニュアル】
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2025年11月23日

佐藤崇徳先生(前沼津工業高等専門学校教授)の一周忌に寄せて

 1年が経ってしまいました。
 今日がご命日です。

 昨日、三島で行った「地図の錬成会2」では、冒頭に哀悼の意を込めてご挨拶をさせていただきました。

 日本地図学会の学会誌に寄せた追悼文へのリンクを貼ります。引用文献(佐藤先生の著作)も参照頂けます。地理教育において、デジタル地図教材の職人として、常に最先端を行く方だったと思います。



 着任以来「11月の野外巡検」をライフワークとされてきました。1年前のこの日も、学生さんを連れて今話題の「トヨタ・ウーブンシティ」の周辺を案内していたと聞いております。残された先生のSNSからは、付近を巡検された時の写真と記事(2021年)の記事と写真がありました。ウーブンシティの前身である、トヨタ自動車東日本の跡地を7人の学生さんと歩かれた時の写真を転載します。 

 思い出は尽きませんが、先生が取り組まれてきたこと、やり残されたことを、受け継いで行きます。DMこそ届きませんが、空の上のフィールドから、お得意のクールで軽やかな突っ込みを頂ければと思います。


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2025年10月15日

【募集開始】地図の錬成会2−MANDARA-JS特練

 日本地図学会定期大会で好評だった「地図の錬成会」(2025年8月30日)(概要はいとちり:2025年8月16日)の第2弾を行います。
 前回は、地理院地図、MANDARA-JSを使った授業実践をリレー形式で発表いただきましたが、今回は、その際に注目を集めた”MANDARA-JS"に特化して、実際に模擬授業を体験していただくワークショップ形式です。

 師範役に、前回の錬成会で中学校の実践を発表いただいた磯ア先生(裾野市立富岡中学校)、そして私自身がマウスを握ります。
 会場は、三島市立図書館のパソコン実習室をお借りしました。インターネットに接続されたWindowsパソコンが20台。数に限りがありますので、対面参加を希望される方はお早めにお申し込み下さい。定員を超えた場合は、オンライン参加でのみ受け付けます。

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posted by いとちり at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界地理の教材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月22日

次期学習指導要領を見据えた高校向け日本地理学習教材の構築と実践(日本地理学会)

 日本地理学会秋季学術大会(弘前大学)に行ってきました。

 春の日本地理学会からシリーズで行っている「日本地理on高校地理総合」の3本目です。
 一応これで、「地理総合」の3つの大単元(A 地図と地理情報システム B 国際社会と国際理解 C 持続可能な地域づくりと私たち)に対応した実践報告をしたので、論文化しなければと思っています。

 現行の学習指導要領が実施される遙か以前から、高等学校でGISの活用が不十分、日本地理の扱いが薄いという課題が内包されてきました。
 学習指導要領の記載内容にも問題はありますが、それ以上に「そんなものを授業で扱う余裕はない」「必要ない」という「現場の論理」(特に地理プロパー達の)によって固定されてきたように思います。

 学習指導要領を読んでみると、「A 地図と地理情報システム」の単元でGISを扱った後、継続的に教材としてGISを使っていくのはあたりまえの前提(「内容の取り扱い」にも明記)であり、「B 国際社会と国際理解」の「国際(international)」の片方は我が国(日本)と解釈しても全然問題はない(むしろその方が深い理解が進むことは、今回の実践でよく分かりました)のですが、教科書を見ると、GISの利用は「A 地図と地理情報システム」あるいは「C 持続可能な地域作りと私たち」の中の「自然環境と防災」や「生活圏の調査」に限られ、実質的に『地理院地図」や「今昔マップ」をいじればそれでよしという風潮が定着してしまっているように思います。
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 次期学習指導要領(2029年公示/2032年度〜実施)の策定の議論も始まっていますが、何が問題なのか、何を変えていくか?という議論は今ひとつ盛り上がっていません。恐らく、「地理総合」「地理探究」(この名称も改めたほうがいいと個人的には強く願っていますが)が残り、マイナーチェンジになる可能性もあります。また、「高校で日本地理」の薄さも慣例的に続いていく可能性も高いように思います。それでいいんですか?というのが一連の主張です。

 何も高校の地理で中学校と同じように「日本地誌」を九州から北海道までもう一度単元に盛り込みましょうといっているわけではありません。
今回の報告では、学習指導要領には書かれていない世界地誌の羅列(あるいは「単なる国の「調べ学習」)に甘んじるのではなく、系統地理的な区分けに立ち戻って、「世界の事例」「日本の事例」を並行して学ぶ、世界⇒都道府県⇒市町村⇒地元のデータ加工のサイクルをまわしていくことで、小中学校の地誌学習を深化させることができそうだという展望を延べました。

 問題点を正すだけではありません。
 最後に強調したように、高校地理で日本地理の扱いを重点化することは、日本の地理教育の国際化輸出用教材の開発、教員の往来にもつながります。世界中の先生が日本の地理を教えていますし、ネタ探しをしています。ステレオタイプ的な「日本像」をアップデートし、最新のデータ(諸外国に比べて本当に申し訳ないくらいに日本語オンリーの環境しかありません)を駆使してGISデータを作り、「レンチンはい美味しい」にすれば、絶対に売れます(お金をとるかどうかは別として)。教職の魅力(地理の教師はおもしろい)にもつながるでしょう・・・大風呂敷を広げながら、地味な作業をこつこつやっていこうと思います。
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 スライドはこちらです。 20250920日本地理学会.pdf
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posted by いとちり at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界地理の教材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする