2010年02月06日

65歳からのGIS-「地図中心」2010年2月号

 日本地図センターの月刊誌「地図中心 2010年2月号」が出ました。
特集は、「65歳からのGIS−行動するシニアのデジタル地図入門」
わたくし、初のプロデュ―ス企画
でございます。

  巻頭言にも書きましたが、もともと、GISに関するシンポジウムのまとめを編集部に売り込んだ際、「うちは、読者の70%が高齢者なので・・・・・」とやんわり断られたのがきっかけです。
  地図好きなお年寄り=歴史好き、うんちく好き、パソコンなんてわかりっこない。「地図は紙地図・アナログに限ると思っている」という固定概念を取り払って、来るべき高齢社会に向けての巨大市場を攻略すべく、ならば、タイトルもそのまんま「65歳からの・・・・」にし、そうそうたる顔ぶれの助っ人をお願いしてリトライ。昨年の11月ごろにGOサインが出たという企画です。

 オールカラーで480円。これは買いですよ!(笑)。

 執筆陣の皆様には本当に無理なお願いばかりで迷惑をかけましたが、それぞれの立場からなかなか面白い提言を出していただきました。
「街のパソコン教室でデジタルマッピングを教える」とおいうのもなかなかいいアイデアではないかと思います。「MANDARA超入門」とか、「町内会長のための地図太郎」とか、「ちょいワルオヤジのGoogle Earth―小僧にはできないマル秘テク―」とか、普通に出来そうな気もします。

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巻頭コラム「町内会長のための防災GIS」(3~4p)
表紙(地図は私が描きました。ウサギとカメは、漫画家の江川達也氏)と、表紙の地図解説をまとめました。
chizu.pdf

「地図中心」の公式サイト
http://www.jmc.or.jp/book/mapcenter/index.html
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2009年06月14日

デジタル地形図に期待すること(「地図中心」441:2009年6月号)

 春の地理学会のシンポジウムの内容が雑誌記事になりました。

 オールカラーで480円。なかなかに立派な雑誌です。月刊「地理」同様、地元の本屋でなかなかお目にかかれないのが難点ですが・・・・。

 「いとちりGIS」の第10回の内容とシンクロしていますので、あわせてどうぞ。

 先日、静岡空港が載っている新しい「2万5千分の1:島田」を買いましたが、体裁がかなり変わっていることに今更ながら気づきました。裏の事情は、冒頭の村上課長が大変詳しく説明されています。質疑応答もほとんど村上課長に対するもので、パネリストの我々を含めて「国土地理院公聴会」という趣でした。

【本文】

itou0906-3.pdf(885kb)

【リンク】

シンポジウムのレジュメ等です(2009年3月29日付)

http://www.itochiri.jp/article/13422223.html

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2009年03月31日

地理「非履修」者への地理教育

maping.JPG 昨年の夏、地理教育学会で先輩と共同で発表した同名タイトルの報告を、今年発刊された学校の紀要に論文としてまとめました。

 文系では地理の選択肢が最初から゛ない゛のが本校です。

  しかし、「需要」は掘り起こせば着実にあるはずです。 授業で地理を教えられないのならば、寺子屋方式で放課後にやってしまえばよかろうということで、私と先輩とで、ワークショップ(みたいなもの)を始めました。景観が読めて、パソコンで地図が描けて、なおかつぴしっと発表ができる」ようになった先輩のクラスの生徒達は、地図コンテストや論文コンクールにバシバシと挑戦して、賞をゲット。返す刀でAO入試や推薦入試で希望の進路を実現しました。この春から全国各地で新生活をスタートさせます(皆さん、頑張ってください)。わが母校にも1名、乗り込みます(先生方、よろしくお願いします。)

  決して受験を狙って仕込んだわけではないのですが、この文章が広く読まれることで、「日本の地理の危機」が少しでも弱まることを期待しています。

 授業の枠を越えた「地理寺子屋」。テストも評価もない代わりに、街をはいずり回り、パソコンで地図を描き、全国(たまに世界)と渡り合ってもらいます。ただいま2期生募集中。興味を持った人は一読を。通信教育(?)応相談です。

【本文】

伊藤 智章・中村 勝芳(2009):「地理『非履修』者への地理教育―国際科3年生の取り組みから―」,緑嶺論叢(静岡県立吉原高等学校紀要)第1号,65〜57頁。

itochiri20090331.pdf

【リンク】

地理教育学会(三重大学)2008年7月22日付記事

http://www.itochiri.jp/article/13300110.html

 学会発表時のスライド等があります。この時点では、「いやー、いい地図がいっぱい出せましたね」と言っている段階。この年の秋にAO入試、推薦入試での快進撃が始まりました。

 

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2008年06月01日

日本は本当に狭くなったのか?(帝国書院「地理・地図資料」)

ちょっと古いですが、帝国書院の定期刊行物に出た原稿です。

帝国書院のWebサイトにフルテキストが載っていましたのでリンクします。

来年は静岡空港が開港しますが、静岡の交通事情は、少しは改善されるのかな・・・と思います。 

GIS を用いた地理の授業−日本は本当に「狭くなった」のか?−

帝国書院「地理・地図資料」2007年8月号pp.12〜13.

 

 

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2007年05月03日

「身近な地域の『人口問題』を考える授業」(新地理54-4,pp53-60)

久々の「新地理」(日本地理教育学会誌)への投稿論文です。

「長泉町はなぜ出生率が高いのか?」(静岡県でNo.1)という、ひどく単純な疑問に対して、ありとあらゆる市町村のデータを重ね合わせて仮説をたててもらって検討した授業です。「ゲストコメンテーター」を呼んで、発表会は大いに盛り上がりました。「子育て世代に優しい町」長泉。今後も注目です。



○伊藤 智章(2007)「身近な地域の『人口問題』を考える授業−市町村の人口データを利用して−」,新地理54(4),pp.53〜60.

授業で使用したデータ(表示にはフリーのGISソフト「MANDARA」が必要です)は、「教材レシピ」のNo.14にあります。
posted by いとちり at 22:39| 論文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする