2016年05月09日

「デジタル地形図」を授業に生かす(山川出版:「地理の研究」 2016年4月号)

 山川出版の教員向け論集、「地理の研究」です。
 「地図・古地図」特集ということで、デジタル方面の現状と展望を書かせてもらいました。
 ちょっとスキャンが荒いですが、PDFにしました。

 今や懐かしの前任校時代の「デカ地形図」(現任校でも作ってますが)から、最新の「記事×地図アプリ」@沖縄まで、あまりお金をかけずに教材化できるものをカタログのように並べてみました。終わりの方でちょこっとだけ、意見を述べさせてもらいました。「古き良き”紙の手作業か、最新の”デジタルか?」という二者択一的な議論。何はともあれここから抜け出さないと行けないなあと常々思う次第です。

 紙で見ようが画面で見ようが、地形図は地形図(あえて原語に忠実にとるならば「地勢図」)です。等高線やら地図記号やら、テクニカルなところにばかりこだわらずに、「地図から考える」「地域の特色や仮説を地図に絡めて述べる」とはどういうことか、それを教えるという事はどういうことか、「プロパー」でない人でも納得づくで教えられるようにカリキュラムなり実践例を積んでいく必要があるやに思います。
【引用文献用書誌】
伊藤智章(2016):「デジタル地図」を授業に生かす,歴史と地理(693),13〜21頁.

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2014年06月14日

地理テツに贈る3冊(二宮書店「地理月報」6月号)

 2回シリーズで書かせてもらっている、「いとちりのバーチャル本棚」シリーズの2回目が出ました。
 今回は、読んで字のごとくのセレクトです。紹介したい本はたくさんあったのですが、厳選しました。

【リンク】
 いとちりBooks(ブクレコ編)

shodana.jpg
 書評つき読書記録です。
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2013年08月11日

プロジェクト「ふじぶらり」月刊『地図中心』2013年7月号

  月刊誌「地図中心」の世界遺産特集で、富士山担当ということで記事を書かせてもらいました。
 世界遺産フィーバー(?)にわく富士山麓ですが、地元民は違った見方(ある意味とても冷めてます)をしてます。「富士は富士山だけじゃないぞ」という気持ちと、せっかく表玄関にありながら通過される(なかったことにされる)「煙突や悪臭の紙の街」じゃないんだぞという気持ちを、デジタル地図を使って前に出す・・・「ふじぶらりが、「富士山のぶらり」ではなく「富士市のぶらり」であり、単なる観光アプリでなく、市民アプリとしているゆえんです。

 普段は学校の中で、決められた献立(教科書や指導要領)に従って忙しく調理をしている“給食のおばちゃん”的な我々地理教師が街に出て、”食堂のおっちゃん”
としていかに素材集め、お客を呼び、リピーターを作れるか、また食堂を永続させているかという実験でもあります(とりあえず、1年持ちました)。
 無料アプリですので、富士山麓にお越しの際は、ぜひご利用ください。
https://itunes.apple.com/jp/app/fujiburari/id530424464?mt=8

【本文ダウンロードはこちら】
chizuchu201307.pdf
hyoshi07.jpgtop07.jpg
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2013年07月06日

帝国書院「地理地図資料」(1学期A号)

「静岡県立裾野高校教諭」のクレジットでの第一弾です。
 GISを活用した授業実践@
 「GISを用いた汎用性の高い高校地理教育用教材の開発−とくに防災教育を視野に− 」

 

  2011年秋に、「国土交通大臣賞」を受賞した実践を文章にしました。chirichizu.jpg
  このころに比べると、データも、ソフトもハードも随分充実しています。ただ、学校の設備や環境、考え方はほとんど変わっていません。特に「防災教育」の分野は、「危ないところ探し」「正しい逃げ方」および「被災地への共感の涵養」で思考がストップしてしまっているように思います。

 「防災教育」とジャンルをくくるのではなく、あくまで「地域の成り立ちと特徴を視覚化する方法を学び、言葉と地図、景観をつなぐ」地理教育の延長線上に、災害対応を置くべきだと考えています。防災について学ぶとき、必ずしも「地元」である必要はないと思いますし、ここで取り上げた神戸のように、「天井川」とか「水無川」といった、地理でごく当たり前のように取り上げる話題から、災害のリスクと、“失敗から得られた教訓”(←ここが大事)を知るようなカリキュラムが必要だと思います。

  この夏、「iPad地図帳」を引っ提げて、仙台に入ります。「被災地」としてくくってしまうのではなく、各地の地域性、郷土性を最大限に引き出す教材を作ったうえで現場を歩いて、当地の地理の先生方と「さあ、どう使うか?」「端末やアプリをどうやって調達できるか?」についてじっくり議論したいと思います。

【本文】
https://www.teikokushoin.co.jp/journals/geography/pdf/201301g2/08_hsggbl_2013_01g2_p25_p26.pdf
【目次】
https://www.teikokushoin.co.jp/journals/geography/index_201301g2.html
【授賞式のプレゼンです】(いとちり:2011年10月27日付)
http://itochiriback.seesaa.net/article/232364471.html

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2012年04月09日

GISと地理教育(“e-journal Geo"-日本地理学会誌電子版)

 日本地理学会の電子機関誌「e-journal Geo」の、地理教育特集に論文を書きました。 http://www.jstage.jst.go.jp/browse/ejgeo/7/1/_contents/-char/ja/  タイトルの通り、「GISと地理教育の歩みをレビューした上で、今後の可能性を述べて」とのオーダーでしたので、「あれがない、これがない」と嘆くのではなく、「地理頑張ろう!」というメッセージを込めたつもりです。     「教科の学習活動全体を通して」GISに触れることができるのは、「地理」だけですし、そもそも、GISなんて言葉や概念ができる以前から、地理(特に高校以後の地理)は、要素と要素の組み合わせ、統計や何気ない景観から法則性と普遍性を見出す学問なわけです。「防災」もそうですけど、「ぼやぼやしてると、他の教科に持ってかれちゃうよ」ということを、ちょいと小難しく書きました。    「抄録」からつながる参考文献コーナーには、かなり前に書いた私の何本かの論文を電子媒体で読むことができます。合わせてご覧いただければ幸いです。 <論文へのダイレクトリンクはこちら> http://www.jstage.jst.go.jp/article/ejgeo/7/1/49/_pdf/-char/ja/ <引用文献欄> http://www.jstage.jst.go.jp/article/ejgeo/7/1/7_49/_cit/-char/ja/
posted by いとちり at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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