2016年05月23日

「デジタル地図帳」講習会@お茶の水女子大学

 お茶の水女子大学に呼んでいただいて、「デジタル地図帳」を使ってもらいました。
 「カシミール3D」から地図を切り出して、位置情報付き画像ファイル(Geotiff)に変換したものをiPadに移し・・・・と、やっていくと手間も時間もかかるので、iPadに移すところから体験してもらいました。

 「地図のiPod」(様々な地図を何枚も詰め込んで、気分や状況に合わせて使い分ける)的な活用や、図書館から借りてきてもらった文京区の写真史料をカメラで撮影してそれを地図に載せたり、地形の凸凹を強調した地図を見ながら坂を上がったり下がったり、3時間の実習にお付き合いいただき、ありがとうございました。
 大学では、2年生から地理、歴史、哲学の3専攻に分かれるそうで、2年生の学生さんは「地理学」の世界に足を踏み入れたばかりとのこと。高校で地理を学んだか否かに関係なく、「地図を使いこなす」「地図と現実世界を組み合わせて考える」ことの面白さを体験していただけたら幸いです。

 レジュメ、マニュアル、端末に入った地図コレクションをアップしておきます。
 「バックヤード」の説明が随分簡略化されていますが、こちらのマニュアルも参照してください。
 (いとちり:2016.5.1付 http://itochiriback.seesaa.net/article/437412487.html

レジュメ summry.pdf
●マニュアルスライド

IMG_0118.jpgオフラインで持ち歩ける空中写真画像です。
IMG_0119.jpg
1917年のお茶の水女子大付近。大学(女子高等師範)は、「御茶ノ水駅」のそばにあり、当時の大学の敷地は、陸軍の兵器置き場になっていました。
IMG_0117.jpg
 本日、最も利用頻度が高かった(とみられる)カシミール3Dの「スーパー地形」切り出し画像。
 「等高線の読図」ができなくても、街中で等高線自体が読み取れなくても、これがあれば地形が読み取れますし、ちょっとした坂道や標高差が面白くなります。
 谷の底から上を見げて、「あのビルの5階ぐらいのところに大学がある」と、しみじみしてました。
「タモリ倶楽部」のロケが行われたキャンパスですが、タモリさんが見たら絶対うなりそうな、なかなかの段差と暗渠がありました。
posted by いとちり at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月23日

復旧・救援・ボランティアのための「地図太郎」マニュアルfor広島

 2011年3月、東日本大震災直後に「東京カートグラフィック」さんが、GISソフト「地図太郎」を災害復興支援用途に対して無償でライセンス提供をされました。それを意気に感じて、地図太郎マニュアルを書きました。ボランティアセンターのパソコンに入れてもらって、現状把握や次から次に届くであろう支援要請や、ボランティアの交通整理に役立ててもらえたらと思い、書きました。

 あれから3年。奇しくもその東北で、今回の広島の惨事のニュースに触れてきたわけですが、帰ったらまた改訂するかと思い、書きました。ただ、今回に関しては、ソフトの使い方をゼロから解説するのではなく、対象地の地図データを含めて、開いて印刷するだけのパッケージにしました。住宅一軒一軒の配置や形もわかる2500分の1の国土基本図、標高メッシュ、ボランティアの方が作られた土砂崩れ発生地点の3点セットですが、圧縮しても200MB近くという結構重たいものになりました。国土地理院から一つ一つ落とすには、手間もユーザー登録も必要ですし、例によって今回の災害に関するデータ扱いは、事後承諾でOKのようなので、「チンして並べるだけ」にさせてもらいました。

 「地図太郎」の方は、どのような扱いになるか今のところわかりませんが(一応、東北に出る前にお願いだけしておきました)、印刷以外は試用版でも動くので、ぜひ「地図太郎Plus」をダウンロードしてもらって、このワークファイルを開いてもらえればと思います。

 広島県は、これまでも、これからも、自分にも、自分の家族にも切っても切り離せない大事な場所です。
新幹線で4時間、遠く離れてるとこんなことしかできませんけど、安くて使える地図のご用命は、どうぞ遠慮なく言っていただければと思います。

【地図太郎Plusはこちらから】

※レギュラーの「地図太郎」と「地図太郎Plus」があります。高機能版の「地図太郎Plus」にしか入っていない機能を使っていますので、「地図太郎Plus」をダウンロードしてください。
【データ一括ダウンロード】
※183MBあります。重たいですが、完全オフラインで動くはずです。

【そしてマニュアルはこちら】

posted by いとちり at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月17日

自分で作るハザードマップマニュアル―想定浸水域と浸水深を知る

 ここのところ、「観測史上最大」とか、「避難勧告」とか水害に関するニュースがなじみ深い場所で頻繁に起こります。その都度、「ハザードマップはどうなってるんだろうなあ」「何か役に立てないものかなあ」「ちょっとでも前線や台風の進路がずれたら明日は我が身だなあ」と思いつつ見ています。
 備えあれば何とやらではないですが、国土交通省が全国のハザードマップを基に作った「想定浸水区域」なるデータを公開していますので、自分の持てるスキルと予算(後者はほぼゼロなんですが)で利用できるマニュアルを書いてみました。

 市町村ごとに出されているハザードマップですが、このデータは都道府県ごとにまとめられています。それ故に、市町村や河川の流域によって段階値が異なったり(例えば、富士市は5段階、沼津市は7段階)、データそのものが重たかったりするので、やや原始的ながら、Excel上で切り分ける方法も書いています。
Google Earthの標高値が最低1mからなので、「水深50cm」とか表現できないのですが、まあ膝元まで浸かるということで、見てもらえればと思います。

 津波の到達水深とか、いろいろと応用できると思います。ゼロからMANDARAを動かして生徒に作らせるにはかなりハードルが高いですが、休み明けの授業で「自作洪水ハザードマップ」を見せてみるのもよいかもしれません。



PDFファイル版はこちら

富士市(潤井川)の浸水域kmlファイルはこちら
uruigawa.jpg
posted by いとちり at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月07日

「ふじのくにオープンデータカタログ料理法」その1 Shapeファイル

  

「都道府県では初となるオープンデータのポータルサイト」という触れ込みで、静岡県が、手持ちの行政情報を改変・再配布自由な形で公開しています。地理情報も結構ありますので、教材としてどう使えるかはわかりませんが、手元のGISソフトでちょっと料理してみたいと思います。

http://open-data.pref.shizuoka.jp/htdocs/

 データの形式は様々で、GISデータの標準系である「Shapeファイル」形式のもの、緯度経度座標を入れたcsvファイル、X,Y軸で表した「平面直角座標系」など、様々です。試しに、Shapeファイルをいじってみました。
 
shigaika.jpg

(1)ダウンロードと解凍

zip圧縮のファイルをダウンロードして解凍します。
shapeファイルですから、3点セット。なんかたくさん入っています。
yoto.jpg
(2)「地図太郎」で開いてみます。

ファイル⇒他形式で読み込み⇒Shapeファイル(平面直角座標系)の順で指定します。
デフォルトはこんな感じです。
first.jpg

「グラフ・色分け」⇒「色分け表示(種別)」⇒「項目」⇒「結合しているcsvデータ」で、用途地域を選んで塗り分けるとこんなかんじになります。

taromap.jpg

必要な項目を選んで絞り込んでみます。
shibori.jpg


拡大して、地形図をバックにしてみました。これで印刷して「ゾーニング」を説明する教材にしてもよいかもしれません。

shigaichiiki.jpg

kmlファイルに書き出して、Google Earthで見ることもできます。
「市街化調整区域」の範囲を塗りつぶしてみました。

choseikuiki.jpg


 教材として何に使えるのか、イマイチよくわからないままですが、kmlにすれば、タブレットやスマホでも見ることができますので、「あ、ここから用途区域が変わった」とか見ながら歩くことも出来るかもしれません。
また、最近増えている郊外型のショッピングモールは、工場跡地に建っていることが多いので、それらの分布を落としてみて、「工業地域の用途替えだね」ということを実感してもらってもいいかもしれません。
 

 以上、マニュアルとも言えない説明ですが、Shapeファイル編でした。

posted by いとちり at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月12日

地図太郎×Google Earthで鳥瞰図を作ろう

なかなかに便利なので、メモします。
日本地図センターの「彩色地形図閲覧」をGISソフト「地図太郎」を使って立体化してみましょう。


(1)「彩色地形図」のサイトを「地図太郎」から呼び出します。
0ダウンロード.jpg
(2)リンクをクリックすると、Webサイトに飛びます

001彩色地形図閲覧.jpg
(3)地図やキーワードで目的の地図を探します。
002地形図閲覧のサイト.jpg
(4)目的の地図を開き、右クリック⇒「画像に名前を付けて保存」で保存します。この時、ファイル名(地図番号)をいじらないようにします。
004図名富士山.jpg
(5)ダウンロードした彩色地形図を「地図太郎」で開きます。(背景地図⇒背景地図を開く)
7地図太郎読み込み.jpg
(6)「画像に名前を付けて保存」でkmlファイル付属形式で保存します。
8画像イメージ.jpg
(7)できあがり
fuji000001.jpg
posted by いとちり at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする