お茶の水女子大学に呼んでいただいて、「デジタル地図帳」を使ってもらいました。
「カシミール3D」から地図を切り出して、位置情報付き画像ファイル(Geotiff)に変換したものをiPadに移し・・・・と、やっていくと手間も時間もかかるので、iPadに移すところから体験してもらいました。
「地図のiPod」(様々な地図を何枚も詰め込んで、気分や状況に合わせて使い分ける)的な活用や、図書館から借りてきてもらった文京区の写真史料をカメラで撮影してそれを地図に載せたり、地形の凸凹を強調した地図を見ながら坂を上がったり下がったり、3時間の実習にお付き合いいただき、ありがとうございました。
大学では、2年生から地理、歴史、哲学の3専攻に分かれるそうで、2年生の学生さんは「地理学」の世界に足を踏み入れたばかりとのこと。高校で地理を学んだか否かに関係なく、「地図を使いこなす」「地図と現実世界を組み合わせて考える」ことの面白さを体験していただけたら幸いです。
レジュメ、マニュアル、端末に入った地図コレクションをアップしておきます。
「バックヤード」の説明が随分簡略化されていますが、こちらのマニュアルも参照してください。
●マニュアルスライド
オフラインで持ち歩ける空中写真画像です。 1917年のお茶の水女子大付近。大学(女子高等師範)は、「御茶ノ水駅」のそばにあり、当時の大学の敷地は、陸軍の兵器置き場になっていました。
本日、最も利用頻度が高かった(とみられる)カシミール3Dの「スーパー地形」切り出し画像。
「等高線の読図」ができなくても、街中で等高線自体が読み取れなくても、これがあれば地形が読み取れますし、ちょっとした坂道や標高差が面白くなります。
谷の底から上を見げて、「あのビルの5階ぐらいのところに大学がある」と、しみじみしてました。
「タモリ倶楽部」のロケが行われたキャンパスですが、タモリさんが見たら絶対うなりそうな、なかなかの段差と暗渠がありました。