オンライン例会で報告者をさせてもらいました。
富士東高校教諭として、初めての学会発表です(こんなに早くやることになるとは・・・。)
毎週1回、「金曜日はGISの日」ということで、自分に枠をはめる形で設定し、3年の受験生に週1回実習を行うという、一見破天荒な実践を行っていますが、単元の内容に準拠させ、統計資料や教科書の主題図だけでは見えてこない「地理」に踏み込んでいくことで、地理に興味関心を持ってもらい、毎日地理を勉強し、結果として成績も上がる・・・ようになってほしいものです。
4時間配当の1時間を実習に充てて毎週デジタル地図に触れてもらう実践を報告しました。1時間完結でレポートを書いてもらう(実質、描いた地図を貼り付けて簡単なコメントを入れてもらうだけ)のがマンネリ化しつつあるので、2学期から(実質今週末ですが)からスタイルをちょっと変えて問題演習ドリル形式にしてみようと思ってます。
また、2時間ものの2年生が、なんだかんだ言って全く実習ができていないに対して、「NIEのスピーチのように、毎時間冒頭でちょこっと地図を入れた時事解説を輪番で回してはどうか?」というアドバイスをいただきました。なるほど、最近の新聞は、コロナしかり災害しかり、経済格差しかり、優秀なデザインスタッフを擁してわかりやすい「図説」をしてくれているものが多いです。まずはそうした主題図をコピペするだけでもいいので、「地図を使って発表する」機会をルーティン化し、その中で「この地図、自分で描いてみたい」という生徒を一本釣りしたり、「総合的な探求の時間」の資料作りに繋げて行けたらと思いました。
スライドのPDFファイルを以下アップします。
オンラインの学会は、やっぱり対面とは違った汗をかきますが、よい学びをさせてもらいました。
コメントを頂いた先生方、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
【リンク】
冒頭に出てくる「伊藤(2019)」の小論です。