二宮書店の高校教員向けリーフレット「地理月報」の最新号(2021年5月15日号)掲載の連載「いとちりの防災教育にGIS」シリーズの第8回目です。
三重県桑名市に出かけた時の「輪中」に関する記事ですが、もう一つの目玉として「地理院地図」に「今昔マップタイル」を載せた作図になっています。
「今昔マップ」「地理院地図」ともに、来年度から実施される必修科目「地理総合」の教科書にも取り上げられているWeb GISの定番ですが、帯に短したすきに長しのところがありました。「地理院地図」は、地形図をはじめ、様々な地図を画面上で見られて立体化や書き込みができますが、過去の地図が見られない、「今昔マップ」は現在と過去の比較や空中写真を見ることができますが、地図に書き込みができません。「今昔マップ」に書き込みができれば・・・というニーズ(自分自身が何よりありました)に応えるべく、地理院地図の「タイルマップ読み込み」機能を使うことで、本文にあるような旧版地図への書き込みデータを現在の地図に反映(その逆も)することができました。
詳しい手順については、当ブログの過去記事をご覧ください。
これは便利!「地理院地図」上で「今昔マップ」を見る方法(いとちり:2020年2月24日)