二宮書店の教員向け冊子「地理月報」の561号(2021年4月15日)掲載の連載記事です。
新型コロナウイルスが蔓延する前、東京の学会に出た際にフィールドワークした内容です。
関東大震災の史実と現在の街並みから、東京東部の火災対策について地図を描いてみました。
高校で必修となる「地理総合」の教科書が各社出そろい始め、「GIS」と「防災」の単元の記述が大幅に増えたことが確認できます。ただ、この連載の冒頭で述べたとおり、「GIS」も「防災」も、特定の単元で扱ったら終わりではなく、「地域が抱えるリスクや課題」に常にアンテナを張り、自分で「地図化」「可視化」する姿勢を持てるような授業を、あるいは課外学習をしていきたいものです。
年度替わりの異動で所属校が「静岡県立裾野高校」から「富士東高校」に替わりました。
8年ぶりの地元勤務であり、教育実習以来、約25年ぶりの母校勤務でもあります。
「高校地理再必修化」の節目を、地理教員としての第一歩を踏み出した場所で迎えるのも何かの縁かと思っています。富士山の南麓から、現場目線の情報を引き続き発進して参りますので、どうぞよろしくお願いします。


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