2020年02月26日

失敗しない!地理院地図で色つき旧版地形図を描く

 前回の「地理院地図で今昔マップを描く方法」、たくさんの反響をいただきありがとうございました。
 ただ、「やはり難しい」「表示されない」といったお話も寄せていただきました。
 プログラミングと一緒で、ほんの1文字違うだけで表示されなかったりすると心折れるものです。
 ましてこれが40人のパソコン実習だったりしたら・・・。
 そこで、面倒なURL入力を省略(あらかじめ作っておいた設定ファイルを読み込む)する形にして、より簡単に「地理院地図」上に旧版地形図画像(今昔マップ on Web)を載せる方法を記します。
 サンプルとして、静岡県富士市付近(今昔マップ関東)のデータを用意しました。
 各時代でひとまとめにしたものをアップしますので、まずはこちらをダウンロードして、デスクトップ等に解凍してご用意ください。

【手順】
(1)地理院地図を開きます。
001.jpg
(2)「ツール」→「外部タイル読み込み」の順で開きます。
002.jpg
(3)「保存した設定ファイルを選択」欄の「ファイルを選択」ボタンをクリックします。
003.jpg
(4)ダウンロードして解凍したフォルダ”konjaku-kanto”から、テキストファイルを一つ選びます。
004.jpg
(5)テキストファイルの選択が確認できたら「上記の内容で読み込み開始」ボタンをクリックします。
005.jpg
(6)旧版地図(今昔マップの読み込み設定)が加わりました。
  同様に他のテキストファイルを開くと、別の時代の地図を読み込むことができます。
006.jpg
(7)左上の「情報」ボタンをクリックします。
008.jpg
(8)「起状を表した地図」→「色別標高区分図」の順に開いていきます。
(9)標高区分図が重なりました(標高データは現代のもの)
013.jpg
(10)標高区分図の色が濃いので、透過率を上げます。
014.jpg
(11)いい感じに調節してみましょう。
015.jpg

お試しください。
posted by いとちり at 21:54| Comment(0) | 世界地理の教材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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