2020年02月24日

これは便利!「地理院地図」上で「今昔マップ」を見る方法

 国土地理院のWeb地図配信サービス「地理院地図」の背景地図として、旧版地形図のWeb配信サービスの「今昔マップ」を表示する方法を教えてもらいました。今後、何かと使う機会が出てきそうなので、備忘録として書きます。

 Web上で表示される旧版地形図上にいろいろと書き込んだり、書き込んだ線や面を他の地図上に移したり、KMLファイルなどの外部レイヤを載せることが可能になります。GISソフト「MANDARA」でも同様のことができますが、点や線の書き込みの自由度はこちらの方がよいかと思います。また、頑張ればスマホやタブレット上でも動作させることが可能です。

(1)地理院地図を開きます。サンプルに、東京中心部を表示します。
chiriin01.jpg
(2)「機能」→「ツール」→「外部タイル読み込み」の順で開いていきます。
chieiin2.jpg
(3)「外部タイル読み込み」の画面が出ますので、ここに「今昔マップ」の情報を記入します。
chiriin3.jpg
4)「今昔マップタイルサービス」のサイトを開きます。
konjaku001.jpg
(5)地理院地図に戻り、URLの画面に「今昔マップ」の情報を貼り付けます。
konjaku002.jpg
(6)「今昔マップタイルマップサービス」の表記に従って、表示したい地図の設定に変えていきます。

※参考 「今昔マップ首都圏」の1927−1939年の地図を入れる場合のURL
(そのままコピーして貼り付けてください。)。

(7)ズームレベル等を設定します。
option2.jpg
(8)「上記の内容で読み込み開始」ボタンをクリックします。
こちらがURLの設定アドレスです。
tile-end.jpg
(9)読み込み完了
done.jpg

地理院地図のWebアプリですので、読み込んだ地図に点や線、面を書き込んで違う地図の上で表記することもできます。
kmlファイルなど、他のソフトで作ったレイヤを重ねることもできます。
お試しください。
shichi.jpg
レイヤ「明治期の低湿地」を重ねたところ

<追記>URLを入れた設定を保存したテキストファイルを作っておくと、次に開くときに楽です。
hozon.jpg

テキストファイルを保存した状態
txtlile.jpg
(3)の状態で、「保存した設定ファイルを選択」から「ファイルを選択」を選び、先ほど作ったテキストファイルを読み込む・・・時代ごと、地域ごとに作った上で、ファイルを開いてもらうとよいと思います。
 作成したURL設定のテキストファイルをアップしておきます。




posted by いとちり at 21:10| Comment(0) | 世界地理の教材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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