今シーズン最初の対外プレゼンとなる、日本地理学会春季学術大会の日程が出ました。
3月20日(水曜日)、専修大学(生田キャンパス)です。
自分の発表No.は316番、第3会場で14:40〜15:00とのこと。
<地図・GIS>のセッションです。
その後、同じセッション内で座長もやらせてもらいます。
プログラムの詳細は、学会のホームページをご覧ください。
今回の報告は、昨年11月に公開授業で行った「アナログGIS」の実践です。
新しい学習指導要領(2022年入学生〜)で必修となる「地理総合」では、授業開きの一丁目1番地から「地理情報システム」をやるべしと書いてあるのですが(・・・「余裕があったらやる」ではなく、「まず、そこからやりなさい」ということになっています)、ステーキ屋さんじゃないですけど「いきなり・・・!」というのにはどうにもこうにも無理がある。「Web GISがあるじゃないか」といっても、それ以前の段階で、ストレスフルに出来る教材はないものか?というのが教材作りの出発点です。
「アナログGIS」という言葉は、随分前から使っている概念ですが、誤解の無いように申し上げておくと、単なる手描きの地図の重ね合わせ(トレーシングペーパーによる地形図の要素書き出しなど)は、私の中では「アナログGIS」ではありません。作業自体はアナログ・手作業でも、教材自体はGISのデータとGISのソフトで作り、いつでもデジタルの教材にスムーズに移行出来てこそ「アナログGIS」だと思っています。「作り手」と「使い手」の分業など、結構考えて行かなければならない点は多々あります。実践自体はシンプルなので、論点を整理して、ご意見を募れればと考えています。
取り急ぎ、発表要旨のファイルをアップします。
ご来場、お待ちしております。
PDFファイルはこちら
【リンク】
アナログGISで考える世界の人口(いとちり:2018年11月18日)
研究授業直後にアップした教材データなどです。
よろしければこちらもご利用ください。