パソコンを使わずに、主題図の作成・・・要は白地図の色塗りや記号の大きさでの表現・・・をして、それらを重ね合わせたり、データを読みとったりする作業を「アナログGIS」と呼んでいます(5年前ぐらいから公の場で言っていますが、あまり流行っていません)。これまで、大判に引き伸ばした地図画像の上にビニールシートをかけたり、地形図とタブレットを組み合わせたりとやってきましたが、先週、学校視察と学校公開日が重なったので、人口問題のイントロで教材を作ってみました。
モノクロ印刷したベースマップ(主題図をMANDARAで作成)にOHPシートを重ねてその上からマジックペンで色を付け、できた「手製のレイヤ」を重ね合わせることで関連性を考えるというものです。班ごとに出来たものを実物投影機でスクリーンに映して簡単なプレゼンをしてもらいました。
学校公開の方の準備の総括もやっていたので、重ねた後の分析や議論など、授業の完成度としてはいまいちではありましたが、これから地理が必修化される中で、パソコン実習だけに縛られない、印刷するだけで実施できるアクティブラーニング型のGISとして、教材を蓄積していければと考えています。
見学頂いた先生方から要望を頂きましたので、授業で使った教材一括セットを作りました。
MANDARAの操作がいまいち分からない方でも、画像を印刷するだけで使えます。
お試しください。
【ダウンロード】
pop_GIS.zip (1.5MB)
こんなデータが入ってます。
人口統計の主題図(カラー・モノクロ)
人口統計のデータファイル(EXCEL表)
人口統計のMANDARAデータ(MANDARA9、MANDARA10用)
生徒用手順書