2018年09月08日

地歴教員養成講座(静岡大学)講演のお知らせ

 静岡大学の人文社会学部で行われている連続講座、「地歴教員養成講座」で講演と模擬授業を行います。
 テーマは「教えない地理―毎日できるアクティブ・ラーニングー」としました。チラシを作った時点(4月)では、オーストラリア地誌としていましたが、今まさに授業で扱っているアメリカ地誌を取りあげます。
(チラシはこちら↓)
koza-shizudai.jpg

日時:2018年9月22日(土)13:30〜
会場:静岡大学人文社会学部 B棟302

  レジュメ・スライドを書き始めたところですが、今回は高校地理の授業(地理A)を4つの観点から分けた上で、それぞれの方向性に合わせた授業について、体験的に考えてもらおうという趣旨でいます。
 キースライド(ワークシート)を作ってみました。

 地理をうまく教えよう、生徒達に力をつけようと思う時に、私たち教師が取る4つの方法論です。
 どれが正しいとか、どれが新しいとか、ウエイトを置くべきといったことはなく、この4つの方法を組み合わせて、生徒主体の授業が出来れば良いかと思います。

key-slide.jpg
 TおよびUは、「教える地理」です。地名や国名、統計データや主題地図が示す特徴を読みとり、的確な答えを導き出す訓練(あるいはそのための方法の伝授)、都市や地名の位置を白地図に正確に写し取るトレーニングです。ただ、教科書の内容を整理して一方的に講義する性質のものではありません。監督が練習メニューを作り、指示を出して取り組ませる、ゲーム形式の練習に取り組み、技や得点パターンを身につけさせるような感じです。Uでは、センター試験や「地理オリンピック」の問題を出してみようと思います。

 VWは、「教えない地理」です。答えを教えるのではなく、あらかじめ定めた目標に到達するために、質問を与え、選択しを提示するなどして、生徒が自分の意思と言葉で学び、腑に落ちる経験を支援する、コーチング的な手法です。Vでは、「アメリカの適地適作の特徴を理解する」ために、模式図を使った白地図ワークをします。

keyslide2.jpg

 Wは、大きな白地図に生徒が自由に主題図を描いてプレゼンをするグループワークです。
 どんな地図を選択するか、地図同士をどう組み合わせるか、関連性を見いだしてどんな仮説を立てるか等、グループの到達目標に向けて、どんな助言や質問をして行けばよいか、実際の授業を踏まえた上で検討していただこうと思います。
 昨年、Wにあたるワークを研究授業で行い、今年3月に日本地理学会で発表しました。その時は、文字通り「実験的な授業」でありましたが、その時の反省を踏まえて、より汎用的に実践できるよう、教材準備(ソフトウエアや利用する用紙など)にも改良を加えて取り組みます。学会での報告は、いとちり(2018年3月23日付)で紹介しています。



講演後に、配布資料・スライド等を公開します。
どなたでもご観覧いただけます。
どうぞよろしくお願いします。



posted by いとちり at 11:39| Comment(0) | イベント・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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