今週末、富山大学にお邪魔します。
主査をさせてもらっている日本地図学会の学校GIS教育専門部会の主催で、「地図学カレッジ」なるイベントを行います。
「地理学」ではなくて、「地図学」です。教科や職種(別に学校の先生でなくても)に関係なく、進化する「地図」をどう使い、学びにつなげていくか?がテーマになります。
私の担当は、「モバイル」。iPad地図帳(オンライン版・オフライン版)、スマホで使えるアプリの紹介を軸に、地図の「iPod的な使い方」(たくさんの地図を一つの端末に詰め込んで持ち歩き、切り替える)や、フィールドメモ帳的な使い方を紹介します。
「デジタル=先駆的」「紙地図=一世代前の媒体」という捉え方はしません。昨日の柏崎でのフィールドワークでも話題になりましたが、デジタルの地図(特にスマホの小さな画面で見る地図)には、様々な限界があります。見やすさ(視野の広さ、直射日光の下ではまず×)、操作性、メモ等、紙には到底かないません。対立的に考えるのではなく、紙の地図の良さとデジタルのよさを組み合わせながら(両方見ながら)使いこなすのがベストだと思います。
私以外の講師陣、大変充実しています。レクチャーの後はミニ・フィールドワークも予定されています。
直前のご案内ではありますが、ぜひ足をお運びください。
以下、日程とWEBサイトへのリンクを貼ります。
1.日時 2018年8月26日(日曜日)13:00〜17:00
2.会場 富山大学 五福キャンパス 人文学部棟2階 第3講義室
3.費用 ¥1000(資料代として)
会場への経路等、詳しい情報につきましては、学会のプログラムをご参照ください。
試作品として、Webによる地図配信、共有サービス”Stroly”(https://stroly.com/)で、富山市の路面電車沿線マップを作っていました。スマホで開いても見られると思いますので、お試しください(画像かURLをクリックすると地図が出ます。地図の範囲内に行けば現在地が出ます)。
QRコードです。

〇当日、会場で使っていただくデータサイトが出来ました。
レジュメもアップしましたのでご利用ください。