最後のレッスンです。パソコンとモバイル端末(スマホなど)でGoogle Earthを動かします。
マニュアルはこちらです。
これまで体験していただいた作業は、いわば「厨房の中」のノウハウであり、40人の生徒をパソコンの前に座らせて「さあ、料理しなさい」というにはだいぶ酷のように思います。一日6時間も7時間も授業を受けて、しかもパソコンを自分で扱うのが少数派になっている今の生徒達に「さあ、GISを覚えよう」といってもちんぷんかんぷんでしょうし、第一家に帰ってから実際にGISを操作する生徒がどれだけいるか?を考えると、希望は持てません。
Google EarthやGoogle Mapは、スマホでも扱えます。GPSが内蔵されていますので、外に持ち出すと威力を発揮します。午後のフィールドワークと絡めて、外で使えそうなデータを用意しました。作り方のノウハウは、当ブログ内にありますので、興味を持たれた方、ご自分でトライしてみてください。また、QRコードを貼ってありますので、スマホからこのページを開いていただいて、直接ファイルをダウンロードすることも出来ます。
【データ】
(1)洪水浸水深レイヤー
柏崎市を流れる鯖石川と、長岡市を流れる信濃川の「想定浸水深」のデータです。
国土交通省の「国土数値情報」で公開されています。
浸水の高さに合わせてレイヤを作っていますので、だいたいこのあたりまで水に浸かるんだということが立体的に(ストリートビューでは景色に合わせる形で)見ることが出来ます。
kml版は、Google Mapに重ねるためのファイルです。スマホなどでも活用できます。
作り方は、「いとちり」内の以下のページにマニュアルがあります。
MANDARAが10にバージョンアップしたので、少しかみ合わないところがありますので、また改めてリライトします。
自分で作るハザードマップマニュアル―想定浸水域と浸水深を知る
(いとちり:2014年8月17日)
(2)柏崎市ハザードマップ
柏崎市(鯖石川流域)の洪水ハザードマップです。
柏崎駅前の冠水ハザードマップです。
詳しい作り方については、「いとちり」内にマニュアルがありますのでお試しください。
連載:地理教師のためのハザードマップ料理法(全4回)(いとちり2018年8月1日〜4日)
【その他便利なリンク】
地理院地図KMLデータ
開くとGoogle Earth上に「地理院地図」が継ぎ目なく表示されます。
地形図をはじめ、古い空中写真(切り替えて比較して見ることが出来ます)、標高区分図などを見ることができます。
今昔マップ on the Web
MANDARAの作者でもある、埼玉大学の谷謙二先生が運営する旧版地形図の閲覧サイトです。
「新潟編」では、新潟市付近の旧版地形図を比較して見ることが出来ます。
(MANDARAの背景図として使う事も出来ます)