今日は、「インターナショナル・オープンデータ・デイ」です。
世界中でオープンデータやデジタルマップに関するイベントが行われています。
直接関係はありませんが、静岡県内でいち早く行政データのオープンデータ化に取り組んでいる裾野市(私の職場があります)で、今日から「第3回 裾野おんぱく」(温故知新博覧会)が始まりました。日ごろお世話になっている皆様への感謝の意を込めて、実行委員会が出されているパンフレットをオープンデータに見立てて、スマホやタブレットで利用できるWebアプリにしてみました。
クリックするとWebアプリにリンクします。
うまく開かない場合はこちら。
※パソコンで開く際、Internet Explorerでは、ピンアイコンが表示されない場合があります。Google Chrome,Safari等、違うブラウザでお試しください。スマホ、タブレットでも閲覧できます(GPS付きのもので現地で開けば現在地が地図上に青い点で表示されます)
このアプリは、京都のスタートアップ・ベンチャーであるStroly社が運営しているもので、絵地図や古地図、手描きの地図など、様々な地図に位置情報を与え、写真や音声、動画へのリンクをピン型のアイコンと関連付けて閲覧できるものです。
(↓こんな感じ)

地図の範囲内にいて、スマホ等で地図を見ると、画面に現在地が表示されます。
また、絵地図からWeb地図にワンタッチで切り替えることも出来ます。
(↓こんな感じ)
今回扱った絵地図は東が上に描かれていましたが、Web地図に切り替えると北が上になり、ピンアイコンもそれに合わせて振られています。
GIS(地理情報システム)の利用が前面に出された新科目、「地理総合」が必修となり、「社会に開かれた教育課程」を全体のキーコンセプトに掲げた新しい学習指導要領がスタートするのは4年後です。
これまでのように「地図描きソフトの使い方を教えて、分析させる」実習から、「地域のニーズを汲みとり、ソリューション(問題解決)を導くために(デジタル・アナログの区別なく)地図を使いこなすための教材や指導ノウハウの蓄積が求められています。・・・紙のパンフレットをより使いやすくしたいというニーズに応えて作ったこのマップは、ほんの少し先の未来の新しい地図教材の在り方を象徴しているのではないかと思います。
色々と長くなりそうなので、このシステムの価値と可能性についてのコメントはまた改めて・・・。「Stroly」は、地理必修化時代のキラーコンテンツの一つと踏んでいます。
〇Stroly α
