学生の頃から、色々とお世話になり、教員になってからは、先生方との交流や、「国土交通大臣賞」の授賞式で呼んでいただいた鹿児島。今日、桜島が噴火警戒レベル4(避難準備)になったという事で、こりゃ大変だということで、昔作ったもの、当座必要になりそうなもの、すぐに地図化できるように加工してみました。
「オープンデータ」とか、そういうもろもろの手続きは経ていません。あくまで個人がボランティアでファイル形式を変えただけのものですので、ご了解ください。
(1)桜島ハザードマップ(Google Earth重ねあわせバージョン)
鹿児島市のサイトでPDFで公開されていたものに位置情報を付けて載せたものです。
自分で作って「教育GISフォーラム」のサイトにアップしました。
※作成が2011年ですので、その後の経過や観測により、新たな情報が入っている可能性があります。
あくまで参考までに。
<出所>
「教育GISフォーラム」・・・現在はNPO法人「伊能社中」と事業統合。私も「ティーチング・フェロー」という肩書で参加させてもらっています。
ダウンロード:sakurajima.kmz(許諾問い合わせ中のため、配信を停止しています)
(2)避難所リスト
例によって、各市町村の避難所一覧がPDFばっかりだったので、国土交通省の「基盤地図情報」の避難所リストを加工して、すぐに使えそうな形に変換してみました。
<出所>国土交通省 「国土数値情報」ダウンロードサービス
(※8/19 管理者の了解を頂いて暫定公開していましたが、「データ加工の上での2次配布」にあたるとの見解を頂きましたので、掲載を取りやめました。以下、記事の参考までに)
【KMLファイル】
(1)全体図
桜島周辺の市町村全体ファイルと、各市町村ごとのファイルがあります。全体ファイルでも、市町村ごとに表示することが可能です。
hinanjo.kmz
(2)各市町村毎
こちらはKMLファイルですので、スマホ等でも見られます。
昔知ってた地名が出て来なくて、「あ、ここもあそこも合併したのか」と感慨に浸ってみたり。
・鹿児島市 kagoshima-city.kml
・垂水市 tarumizu-city.kml
・霧島市 kirishima-city.kml
・日置市 hioki-city.kml
・姶良市 aira-city.kml
【業務用 避難所データ詰め合わせセット】
GISソフトで加工したり、印刷したりする際によく使う生データの形式です。
原本が、鹿児島県全体(屋久島や奄美も含めて、まあ大きいのなんの)だったので、市町村ごとに切りました。KMLファイル、Shapeファイル、避難所名と住所、緯度経度だけを並べたcsvファイルの3点セットになっています。一応、刻む前の鹿児島県全体ものもアップします。
データの切り出しやファイル変換は、「地図太郎Plus」を使いましたので、ソフトの相性によっては見られないことがあるかもしれません。そのあたりのお問い合わせは分かりかねますのでご勘弁を。
・鹿児島県全体 kagoshima-all.zip
・鹿児島市 kagoshima-city.zip
・垂水市 tarumizu-city.zip
・霧島市 kirishima-city.zip
・日置市 hioki-city.zip
・姶良市 aira-city.zip
●「地図太郎Plus」でcsvデータを読み込んで表示したところ
桜島から半径10km以内にある避難施設をピックアップして表示せよ”なんてことが簡単にできます。避難者数を打ち込んで、「半径何kmに、総勢何人が避難中。バスは何台チャーターできるから、何往復、どこから優先的に回ろうか・・・・?」なんてことの意思決定の基本がわかります。
プロはもっとお高いソフトで綿密な計算をしますが、防災教育の事例として使えると思います。
原子力発電所の事故の際も、まさにこんな計算をする(した)わけです。
もっとも、風向きや地形など、ありとあらゆる条件をシミュレーションできたシステムを持っていながら全く避難には生かせなかったという、苦い経験もありますが・・・・。
突貫工事ですみませんが、避難や支援の際の基礎データとして使ってもらえればと思います。