2011年3月、東日本大震災直後に「東京カートグラフィック」さんが、GISソフト「地図太郎」を災害復興支援用途に対して無償でライセンス提供をされました。それを意気に感じて、地図太郎マニュアルを書きました。ボランティアセンターのパソコンに入れてもらって、現状把握や次から次に届くであろう支援要請や、ボランティアの交通整理に役立ててもらえたらと思い、書きました。
あれから3年。奇しくもその東北で、今回の広島の惨事のニュースに触れてきたわけですが、帰ったらまた改訂するかと思い、書きました。ただ、今回に関しては、ソフトの使い方をゼロから解説するのではなく、対象地の地図データを含めて、開いて印刷するだけのパッケージにしました。住宅一軒一軒の配置や形もわかる2500分の1の国土基本図、標高メッシュ、ボランティアの方が作られた土砂崩れ発生地点の3点セットですが、圧縮しても200MB近くという結構重たいものになりました。国土地理院から一つ一つ落とすには、手間もユーザー登録も必要ですし、例によって今回の災害に関するデータ扱いは、事後承諾でOKのようなので、「チンして並べるだけ」にさせてもらいました。
「地図太郎」の方は、どのような扱いになるか今のところわかりませんが(一応、東北に出る前にお願いだけしておきました)、印刷以外は試用版でも動くので、ぜひ「地図太郎Plus」をダウンロードしてもらって、このワークファイルを開いてもらえればと思います。
広島県は、これまでも、これからも、自分にも、自分の家族にも切っても切り離せない大事な場所です。
新幹線で4時間、遠く離れてるとこんなことしかできませんけど、安くて使える地図のご用命は、どうぞ遠慮なく言っていただければと思います。
【地図太郎Plusはこちらから】
※レギュラーの「地図太郎」と「地図太郎Plus」があります。高機能版の「地図太郎Plus」にしか入っていない機能を使っていますので、「地図太郎Plus」をダウンロードしてください。
【データ一括ダウンロード】
※183MBあります。重たいですが、完全オフラインで動くはずです。
【そしてマニュアルはこちら】