ここのところ、「観測史上最大」とか、「避難勧告」とか水害に関するニュースがなじみ深い場所で頻繁に起こります。その都度、「ハザードマップはどうなってるんだろうなあ」「何か役に立てないものかなあ」「ちょっとでも前線や台風の進路がずれたら明日は我が身だなあ」と思いつつ見ています。
備えあれば何とやらではないですが、国土交通省が全国のハザードマップを基に作った「想定浸水区域」なるデータを公開していますので、自分の持てるスキルと予算(後者はほぼゼロなんですが)で利用できるマニュアルを書いてみました。
市町村ごとに出されているハザードマップですが、このデータは都道府県ごとにまとめられています。それ故に、市町村や河川の流域によって段階値が異なったり(例えば、富士市は5段階、沼津市は7段階)、データそのものが重たかったりするので、やや原始的ながら、Excel上で切り分ける方法も書いています。
Google Earthの標高値が最低1mからなので、「水深50cm」とか表現できないのですが、まあ膝元まで浸かるということで、見てもらえればと思います。
津波の到達水深とか、いろいろと応用できると思います。ゼロからMANDARAを動かして生徒に作らせるにはかなりハードルが高いですが、休み明けの授業で「自作洪水ハザードマップ」を見せてみるのもよいかもしれません。
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