2013年10月07日

「ふじのくにオープンデータカタログ料理法」その1 Shapeファイル

  

「都道府県では初となるオープンデータのポータルサイト」という触れ込みで、静岡県が、手持ちの行政情報を改変・再配布自由な形で公開しています。地理情報も結構ありますので、教材としてどう使えるかはわかりませんが、手元のGISソフトでちょっと料理してみたいと思います。

http://open-data.pref.shizuoka.jp/htdocs/

 データの形式は様々で、GISデータの標準系である「Shapeファイル」形式のもの、緯度経度座標を入れたcsvファイル、X,Y軸で表した「平面直角座標系」など、様々です。試しに、Shapeファイルをいじってみました。
 
shigaika.jpg

(1)ダウンロードと解凍

zip圧縮のファイルをダウンロードして解凍します。
shapeファイルですから、3点セット。なんかたくさん入っています。
yoto.jpg
(2)「地図太郎」で開いてみます。

ファイル⇒他形式で読み込み⇒Shapeファイル(平面直角座標系)の順で指定します。
デフォルトはこんな感じです。
first.jpg

「グラフ・色分け」⇒「色分け表示(種別)」⇒「項目」⇒「結合しているcsvデータ」で、用途地域を選んで塗り分けるとこんなかんじになります。

taromap.jpg

必要な項目を選んで絞り込んでみます。
shibori.jpg


拡大して、地形図をバックにしてみました。これで印刷して「ゾーニング」を説明する教材にしてもよいかもしれません。

shigaichiiki.jpg

kmlファイルに書き出して、Google Earthで見ることもできます。
「市街化調整区域」の範囲を塗りつぶしてみました。

choseikuiki.jpg


 教材として何に使えるのか、イマイチよくわからないままですが、kmlにすれば、タブレットやスマホでも見ることができますので、「あ、ここから用途区域が変わった」とか見ながら歩くことも出来るかもしれません。
また、最近増えている郊外型のショッピングモールは、工場跡地に建っていることが多いので、それらの分布を落としてみて、「工業地域の用途替えだね」ということを実感してもらってもいいかもしれません。
 

 以上、マニュアルとも言えない説明ですが、Shapeファイル編でした。

posted by いとちり at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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