2013年08月29日

富士市民による、石巻復興教育用GIS素材・・・β版

  この夏、お邪魔した時に、海沿いのでっかい製紙工場(日本製紙石巻工場)を見せていただいて「うわー、よそに来た気がしませんわ」(^^;)とつぶやいてしまった宮城県石巻市。製紙会社の再編で、富士市から移り住んだ方、向こうから富士市にこられた方も結構いると聞いています。

 で、宮城県の高校地理部会の研修のお手伝いをした縁で、石巻でなんかいい教材はできないもんか?というオーダーをいただきました。大学の大先輩もいらっしゃる上、自分と同い年の先生が、「地図太郎」相手に奮闘されていますので、ボツボツ作っていけたらと思っています。

 とりあえず、ベーシックなネタということで、国勢調査の小地域人口で地図を描いてみました。
 調査年が2010年ですので、震災前のデータです。行政サイドでは、住民基本台帳で人口の推移を把握しているはずですので、震災前と震災後、人口がどう動いたのかの地図を描くことが出来ると思います。2015年になればもう一度国勢調査がありますので、2016年ごろには、きれいに人口の変化が描けると思います。市町村間の人口移動等は、既に統計が出ています。

 下見の時にお邪魔した石巻のある高校は、震災の時、高齢者の避難民で溢れたそうです。じわじわと浸水が進み、校舎が「孤島」のようになってしまった中、机の橋を渡して外部に連絡を取りに行ったそうです。
地域ごとの高齢者率、高齢者の数、子供の数など、ある程度把握することで、いざという時の「避難民の特性」に合わせた対策もたてられるかもしれません。

 また、交通の便のいい学校では、遠方から通う生徒が多いですから、「帰宅難民生徒」の扱いを真剣に考えなければなりませんし、自宅が壊滅する可能性がある地区に多くの生徒を抱える学校では、いざというときの情報収集手段や心のケアも考えなければならないと思います。あ、これは現任校の防災係としての話題です。・・・そろそろ、そうした「学校の防災環境」
「その時、どう立ち居振舞ったか?」といった話題を地図に落として行くべき時なのではないかと思います。・・・・富士市と石巻市は、地形的にもよく似ています。

 というわけで、S先生。メールでお渡ししてもよかったんですが、公開ネタにさせてもらいました。PC室でこれにアクセスしてもらったら、データの配布の手間も省けますよ・・・なんちゃって。ご自由に加工してお使いください。

 ishipop.mdrm
石巻の人口データ(2010年国勢調査)のMANDARAデータ。人口、15歳未満、65歳以上人口と65以上人口率を入れてあります。
ishipop1.jpg

こんな感じでGoogle Earthに書き出すこともできます。
ishiold001.kmz

ishiyong01.kmz 

oldpeson.jpg65歳以上人口

ishiyong001.jpg15歳未満人口

「地図太郎」で扱うために、Shapeファイルを作りました。解凍して使ってください。
「地図太郎」は、地形図とか重ねたり、聞き取りエピソードや写真を埋め込む時に便利ですね。kmlにも書き出せますし。
ishipop2010.zip
ishioldtest.jpg




 
 
posted by いとちり at 17:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 世界地理の教材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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