JR東海道線の吉原駅から、富士市と沼津市の境界付近、岳南江尾駅を結ぶ私鉄、「岳南鉄道」が存亡の危機にあります。もともと、収入の半分以上を沿線の製紙工場の貨物輸送に頼っていたのですが、来年度から「貨物ゼロ」になるためです。これまでも、赤字を関連事業(主に貸し切りバス)や、親会社の富士急行からの援助で埋め合わせできなくなりました。
地理で「工業」を扱う際、マンチェスターとリバプールの関係になぞらえて(内陸の水が得やすい工業地域と輸出入の港)説明したり、沿線をフィールドワークのネタにしたり(地理オリンピックの「強化合宿」もしました)何かと縁がある鉄道なのですが、申し訳ないですが普段はあまり利用しません。ただ、車両や駅がレトロな雰囲気を醸し出しており、「第二の銚子電鉄」にならないものかなと見ていたのですが、いよいよ来るべき時が来たという感じです。
そんな中、通学に岳鉄を利用している高校生を中心に、署名活動が始まりました。今どきらしく、ブログとTwitterが立ち上がっています。うちの学校の生徒さんも幹部だとか。
●Save!岳鉄レンジャーYoungの会
http://ameblo.jp/gakutetu/
冷ややかな反応の大人もいるようですが(例えば、普段からお付き合いのある市議さんのブログのコメント欄など)、私は地域の足であり、大事な「観光資源」(特に鉄道好きの皆様にとっては必須です)だと思います。なぜ鉄っちゃんにとって重要な観光資源化については・・・・・このブログ内であちこち書き散らかしていますので割愛しますが、何とか継続させるために、色々考えたいと思います。
●フジブログ!・・・岳南鉄道廃止について
http://orz.fujiblog.jp/?month=201112
2012年01月21日
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