2012年01月07日

無料ソフトでハザードマップを「さばく」

 新学期の教材作りの一環(=現実逃避?)で、久々にGISマニュアルを書きました。
title2021.jpg

















 以前、ハザードマップを無料GISソフトQuantam GISで加工したときのマニュアルの続編です。
 ハザードマップをGoogle Earthに載せるためのマニュアル(いとちり2011年8月31日) ⇒http://itochiriback.seesaa.net/article/223297951.html
 
 ハザードマップの多くはPDFで公開されている「ただの画像」です。 
 Q-GISという「まな板」の上に、ハザードマップを載せて、形を整えて(引っ張ったり、縮めたり)、座標系(緯度経度)を与えてやって、それをGoogle Earthという「お皿」の上に盛り付けるノウハウを書きました。これはこれで結構楽しめるのですが、今回トライしたのは、Q-GIS上でハザードマップを「切り分けてさばく」プロセスです。

 と、いいつつやる事は簡単です。1枚のハザードマップにはありとあらゆる情報が詰め込まれているのを、必要な情報(例えば浸水エリアの塗りつぶしのみ)を取り出すために、上に1枚シート(レイヤ)を載せて、上からカチコチなぞって取り出します。最初、地図太郎でやっていたのですが、
「待てよ、これはQ-GISで直にできるのでは?」「待てよ、Shapeファイルに書き出せば、MANDARAでいじれるのでは?」と思い直し、めでたく「オールフリー(無料)」化に成功しました。なんか、ビールみたいですが(笑)。

 まあ、こんな手間暇かけなくても、行政側が素直にハザードマップの生データを公開してくれれば話が早いのですが(少なくとも、"インターネットGIS”を公開している所はできるはず)、ぼつぼつ事例を積み重ねて行って需要を喚起するのが何よりかと思います。

 40人の生徒を相手に「さあ、Q-GISを使え」というのはなかなか酷でしょうが、レイヤを作った上でMANDARAを操作してもらうぐらいなら、結構手軽に扱えるのではないかと思います。扱う地図も「浸水予測」よりも、「浸水実績図」(実際に浸かった範囲を示す図。この言葉で検索すると結構アップされています)の方が、教材的にはより具合がよいのではないかと思います。KMLファイル化すればiPad版Google Earthでも表示できました。

【ダウンロードはこちらから】
hazard2012.pdf

【リンク】
兵庫県防災GISデータ
http://www.dri.ne.jp/bousaikyouiku/hm_data.html

 「兵庫県防災教育開発機構」が公開している兵庫県内のハザードマップの「生データ」集。
 「さすが兵庫!」という感じですが、更新が久しく止まっているのが少々気になるところ。
 常に兵庫をライバル視(?)して、現場にはっぱをかけてくれる、東海地方の某「防災教育先進県」も、このくらいの事をして頂けると大変ありがたいです。はい。



posted by いとちり at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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