行政がハザードマップを作るとなると、手間も時間もお金もかかりますが、その通りに津波が来るか(想定した場所で止まるか)は分かりません。とりあえず、「このあたりまでは津波が来るかもしれないから、準備しておこう」という意識を持つためには、こんな感じである程度ハンドメイドで作業する方がより効果的かもしれません。
それにしても、津波被害の範囲の大きさに改めて息をのむ思いです。表示する縮尺が、普段の生活圏の地図とは全く違います。

地図太郎で表示した南相馬市の標高データ。
濃い赤が、標高5m以下、オレンジが10m以下です。

Google Earthに重ねた上で、津波到達線(東京大学沢田・竹内研究室)を重ねたもの。
→こちらのディレクトリ(http://stlab.iis.u-tokyo.ac.jp/eq_data/)の中の
Sendaiwan3_line.kmlを読み込みました。
○自家製の南相馬エリアのKMZファイルはこちら。拡張子がzipになってしまうので、kmzに直してから開いてください。
minamisoma.kmz


ひるがえって我らが富士市です。
潤井川の河口、掘り込み式港湾の田子の浦港付近と富士川の三角州の先端が海抜5m以下です。標高20mを越えるのは、河口から5q遡った東名高速道路付近です。付近に高いビルはそんなにないので、津波が川を上ってくるときは、東名の盛り土や、新幹線の高架が「砦」になるのではないでしょうか。
保安上の問題もありますが、いざというときのために、登り口をいくつか用意しておいた方がよいように思います。
○富士市の標高塗り分けKMZファイルはこちら
fuji01.kmz