http://www2.dokkyo.ac.jp/~rese0012/
大地震直後に2次選考があったため、東京会場と仙台会場では試験が実施できませんでした。このため、例年とは違った形で選考が行われました(詳細は公式サイトに記載)。日本地理学会の春季学術大会が中止になったため、今年は「表彰式」が行えなかったのが残念です。
北海道から初めて代表が出ました。20代の教員生活を札幌近郊で送った私としては、とても嬉しいです。夏のメキシコはとてつもなく暑いらしいので、対策を万全にして欲しいと思います。
春から地理を学ぶみなさん、地理は「世界」にほんとにつながっています。「センター何割!」もいいですが、「地理オリンピック入賞」を、一つの目標に据えてもらえたらと思います。来年度の国際大会(世界大会の年、以後毎年世界大会が行われる予定)はドイツです。その次の年に、世界大会が日本(京都)にやってきます。
受験の年齢制限に上限はありますが、下限はありません(代表資格が得られるのは、派遣時に現役の高校生であることが条件)。
サッカー同様、「地理」(的なものの見方と表現)は世界の共通言語です。だって、相手の言葉が全然理解できなくても、そこに「地図」や「景観」があれば、いくらでもコミュニケーションが成り立ちますから。これは、私自身、地理教師になるずっと前から痛感しています(バックパックの旅のお供に、「ジャパニーズ地図帳」がいかに役に立ったことか・・・・)。と、いうかそのころの原体験が、このマイナー(?)かつ壮大な国際イベントに私を駆り立てているのかもしれません。
とにかく、テストを受ける人も、採点する人も、同じ土俵で、ガチンコで勝負できることの喜び(とつらさ)、国際大会に役員として出てしみじみ感じました。
代表に選ばれたみなさん、本当におめでとうございます。まずは皆さんが思い切り活躍できるようにサポートすること、そして皆さんに続く世代が、もっともっと世界を目指せるように頑張ります。