2011年03月14日

「地図太郎」被災地向け無償頒布開始

 簡単ながら本格派のGISソフト「地図太郎」を出している東京カートグラフィック(株)が、本日、被災地および被災地向けの支援活動をされる方に、無償のライセンス提供を始めました。
http://www.tcgmap.jp/topics/2011/index.html#id416

 災害とGISというと、どうしても「被害状況把握」とか、「ライフラインの管理」とか、専門的な分野にイメージが行きがちです。また、ハイチで大活躍した「オープンストリートマッププロジェクト」も、早々に日本版が立ち上がって、世界中の有志が時差をフル活用して、応急修正版の地図をネット上で作っています(変化した海岸線、通行止め箇所など)。これはこれで非常に大事なことだと思うのですが、私の少ない経験から言いますと、更に加えて「オフラインでも動いて、使い勝手のいい地図」の需要があります。
 
 例えば、これから多くのボランティアが被災地に入ったとき、どこに、何人ぐらいの人を派遣したらいいか、また全く土地勘のないボランティアに行き方を説明するのに、市販の地図や手書きの地図を広げてああだこうだ説明するのと、概況図と付近拡大図をそれぞれプリントアウトして「はいよ」と渡すとのでは、効率が全然違ってきます。中越沖地震の時にお邪魔した柏崎市では、この点に特に苦労されていました。

 今、時代が時代ですから、「ちょっとあなたのi-Phoneに送るから、近くに行ってわかんなくなったらGPSで探してね」なんてこともできると思います。「地図太郎」は、ネット上にあるあらゆる地図を読み込める上に、KMLファイルで書き出せるというナイスな機能を持っていますので、ボランティアセンターや、生徒の避難状況を把握する上で効果を発揮するのではないかと見ています。

 仕事柄、マニュアルを書くのには慣れていますので、初めて「地図太郎」に触れる方を意識して、簡単なマニュアルを書いてみました。データも含めて、どんどん充実させていきます。

 「よくわからん」「データ作りが面倒だ」「こんな地図を欲しい」という方は、どんどん振ってください。また、「地図太郎ならまかせとけ」という方、ぜひ協力してください。行政のパワーがなかなか届かないところ、報道になかなか乗らないけど困っている所にこそ、草の根の支援が必要だと思います。地図にできる事、地理にできる事がきっとたくさんあるはずです。
 よろしくお願いします。

【ファイル】
 地図太郎マニュアルその1(ボランティア支援センター向け)=転載歓迎
 taro001.pdf

 
 
posted by いとちり at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | マニュアル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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