「今日から、彼女がクラスメイトさ・・・・」驚く子供達。
「これが、うちの学校の教育の生命線です」と、誇らしげにWifiアンテナを見せる先生・・・。
非常に分かりやすい英語(しかも字幕付き)とアフリカっぽい軽快な音楽で、映し出される教室は「ナイジェリア」です。インテルが2006年から行っているプロジェクトで、低価格のPCを発展途上国を中心に大量導入して、子供達の教育に生かそうというもの。件の動画はこちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=XI4UyUnXZzE
この動画は2006年のもの。2010年の今、Class mate PCも第3世代になり、だいぶ洗練されてきたようです。
http://www.youtube.com/watch?v=HoVODDcDa0Q
電子教科書にi-padがいいんじゃないかという議論が最近盛んに行われていますが、やっぱりWindowsがネイティブに動いて、キーボードがついていて、USBにつながって、なおかつタッチパネルというのはいいですね。
(→詳細記事)
和歌山県の小学校(いずれも山間部の過疎地の小規模校)で実証実験が始まるようです(→詳細記事)。
なるほど。50台のPCを都会の学校に提供しても、全学年で使いまわさなければならない(パソコン室と大して変わらない)ですが、過疎地の学校ならば3校に配って、すべての子供達にMyパソコン化してもらうことが出来る。おまけに、複式学級で、否が応でも子供達が自分のペースで勉強しなければならないシーンが出て来るので、「電子教科書時代の、個に応じた学び」を検討できるなど、一石二鳥なわけです。
更に、心ある人ならば、多少の不便を押してでも和歌山の山奥に足を運んで見学したり、先生方とディスカッションしようと思うはずですし、メディアにも注目されるでしょうから、村の活性化にもつながる・・・・うーん、インテルと和歌山県の担当者さん、頭いいです。
アップルに押されがちのウィンテル連合、起死回生の一発に注目です。
高校版のモニター利用、やってくれないもんでしょうかね・・・・・?
やっぱり小規模校に行かないとダメかな(?)
とりあえず、教室でネットにつながるように、アンテナの1本でも立ててくれるとありがたいです。うちの学校、ナイジェリアにも負けてます(笑)。
【リンク】
中川一史の部屋
http://www.hitorin.com/
インテル×和歌山のプロジェクトに、“放送大学 ICT活用・遠隔教育センター教授”の肩書で関わっていらっしゃいます。もともと小学校の理科の先生で、電子黒板やITの利用に関してはカリスマ的存在(うちにも先生の本があります)。サイトを見たら「リンゴをこよなく愛する」とわざわざ銘打ってあるのがちょっと面白かったです。