2010年06月01日

「デジタル教科書」ウオッチング

ちょっと遅いニュースですが、こちらをどうぞ。

すべての小中学生にデジタル教科書を 産学協議会設立へ
(朝日新聞:2010.5.27)
http://www.asahi.com/digital/pc/TKY201005270513.html

「あ、この部屋見覚えがある。確か、GIS講習会でしゃべった部屋だ・・・・」などと思いつつ読みました。発起人にはそうそうたるメンバーが名を連ね、7月末に設立総会をするんだそうです。

 記事にも出ている
「八ツ場ダム」1ケ4600億円>小学1年〜中学3年までの子供1800万人分の端末代(3600億円:6年リース)の試算をまとめたソフトバンクの嶋聡・社長室長のブログはこちらです。それだけの数のi-padが売れたら・・・・うーん、スケールの大きな話です。
 それにしても、アップルストアに予約したMy i-padは、ケースだけ先に届いて本体はまだ届きません。まだシェンチェンあたりで組み立てられてるんでしょうか・・・・。

http://blogs.yahoo.co.jp/simasatosijp/14721163.html

 「協議会」には、ツイッターもついていますが議論があちこちに飛んでしまって(つぶやき合戦)見る分にはちょっときついかも・・・・・。
http://twitter.com/search?q=%23DiTT

「協議会」本体のサイトはこちら。入会金は、幹事会員 100万円、会員会員 24万円だそうです。企業単位での加盟を念頭に置いているようです。7月27日に設立総会、年度内に「実証実験」(ただし基本は小中学校)だそうです。http://ditt.jp/

 デジタル教科書に関する議論自体は、(昨日で受付は閉じてしまいましたが)鈴木文部科学副大臣主催の「熟議」の「ICTを活用した21世紀にふさわしい学校や学びとはどうあるべきか?」のコメントと、懇談会の議事録で利点と問題点は整理されているのではないかと思います。
http://jukugi.mext.go.jp/jukugi?jukugi_id=8

 上からドンと端末を配布して「教科書だ。使いなさい」とやるよりも、「使える参考書・問題集です」的なコンテンツを増やしていくのが現実的なような気がします。「端末代を入れても、塾より安くてよくわかる!」とか言って・・・・。

「センター試験:地理」あたりをi-padで作ったら、補習がやりやすいだろうなあ・・・・・。「地形図、カラーで拡大!よーし、Google Earthに重ねよ!」とか、「表を地図に変換!」とか、「図で示した鉱山や農地の写真へリンク!」とか・・・・生徒が勝手にやるから補習がいらない?いえいえ、そういうマニアックな作業の時間を、よりマニアックな人間と共有するからこそ伸びるんですよ、地理という科目は(?)。「先生、こんな地図作ってみたんすけど」「いいねぇ。で、ここから何を読み取れるんだい?」みたいな・・・・。
 
Mac買ってアプリでも作りましょうかね。著作権が心配ですが、センター試験の2次利用ってどうなってるんでしょうね?。


posted by いとちり at 01:08| Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル教科書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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