会場でも案内があったかと思いますが、4人の日本代表の皆さんが選ばれ、
3月27日(土曜日)、法政大学で行われる日本地理学会にお招きして表彰式を執り行います(↓これの5ページを見てください)。
http://www.ajg.or.jp/meetiing/2010spring/2010spring_timetable.pdf
参加賞(世界地図クリアケースと"マップメモ")について、ちょっとだけ触れておきますね。

提供していただいた(財)日本地図センターさんは、全国の書店や地図専門店に地形図やデジタル地図を卸している「地図の元締め」です。東京の渋谷から歩いて10分ぐらいのところにあります。
地形図というのは、何年かに1回リニューアルをするのですが、リニューアルすると、それまで売っていた地図は「古地図」になり、すべて回収します(「古本」のように安く売ったり、もったいないからと言っていつまでも本屋さんの引き出しに置いてはいけません。法律で決まっています)。で、元締めの地図センターさんには毎月毎月たくさんの「古地形図」がやってくるわけでありまして、それらを再利用して作られているのが今日配られた「マップメモ」なわけです。
なかなか味なお土産を用意して下さったなあと感心しながら見ていました。
せっかくゲットしたマップメモ。普通のメモ帳のように書いては捨ててでもいいのですが、せっかくですから、ざっくりと切られた地形図をみながら、「これはどこの地図だろう?」と当ててみるのも面白いのではないでしょうか。

一昔前までは、入試問題に出題された地形図を見て、どこの地形図かぴたりと当てるのを「職人芸」のように誇る先生もいたのですが、今は便利なもので、以下のサイトに地名を入れれば簡単にそこの地形図を出すことが出来ます。先生方(および志望者)は、場所を当てるのと、これらの地図を見ながら最低5問ぐらい「問題」を作ることをノルマに課すと、いいトレーニングになるかもしれません。
地形図閲覧サービス(ウォッちず)

最後に、ちょっと宣伝です。
(財)日本地図センターさんは、月刊誌「地図中心」(そのまんまです)という雑誌を出しています。2010年2月号は、私が企画を持ち込んで書かせてもらった特集「65歳からのGIS」です(表紙の地図も私が書きました)。うさぎとかめのイラストは、漫画家の江川達也さん(代表作:「東京大学物語」知ってるかな?)で、連載もされています。
巻頭の自分の記事だけですが、こちらから読めます。
http://itochiriback.seesaa.net/article/140428565.html