2010年01月17日

地図でハイチを救え!

 デジタルマップでハイチの被災状況を把握して、少しでも現地の復興に役立てようという動きが広がっています。世界の「眼」と「知恵」をもって、てんやわんやの現地復興対策本部を支援しようというものです。主体となっているのは「Open Street Map」という、フリーの地図サービスを運営する世界各地のボランティア達。Wikipediaの地図版ともいうべきサイトでハイチ特集が組まれており、そこから各種の地図にリンクがなされています。

http://wiki.openstreetmap.org/wiki/WikiProject_Haiti
  
 例えば、その中の一つ、ドイツのハイデルベルグ大学が運営している

「Open Route Service」
http://openls.geog.uni-heidelberg.de/osm-haiti/
  
 刻一刻と変わる道路の通行止め情報を網羅した上で、地図上の任意の2地点間の最適なルート(車、自転車、徒歩)を返します。この辺りは普通のGoogle Mapのサービスと変わりありませんが、「災害緊急サイト」らしいのは、そのデータのアウトプットです。html、xml(Google Map等に読ませる用)に加え、GPSレシーバーに取り込めるように"GPX”ファイルでの書きだしもできます。つまり、救援隊などが入って、「○○地域の救出に行ってくれ」とお願いする際に、地図を見て説明すると同時にそれをGPSレシーバーなりPDAなりに放りこんで「ウォーキングナビ」として働いてくれるわけです。今、ちょっと気のきいたGPSならば、曲がり角に来て矢印ぐらいは出してくれますので、そういう用途を想定しているのでしょう。日本で災害があったとき、まったく漢字が読めない外国のレスキュー隊に道案内を(手っ取り早く)する際にも活用できるかもしれません。
dizas.jpg






 

日本では、新潟中越沖地震の際に、「レスキュー・ナウ」という会社が現地の被災者向けにニュースではなかなか取り上げない生活情報をGoogle Mapを使って提供したことがありました。
「今日、開いている仮設共同浴場」とか、交通情報など、きめ細かく対応していました。
(詳しくはいとちり:2007年8月21日を参照 )

 一刻も早い復興と、より多くの生存者の救出を祈ります。

posted by いとちり at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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