なんとか「田子ノ浦」化を逃れた(かもしれない)鞆の浦。
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鞆の浦を田子ノ浦にするなかれ(いとちり2009年2月15日)。
http://www.itochiri.jp/article/13397630.html
「ポニョ」の里が守られて良かったね。めでたしめでたしとは行かないのがこの手の問題の難しいところ。「ポニョ」は、うちの子供たちの間でヘビーローテーションなので(DVDに加えて「絵本」があるんですよ。ご存知ですか?読むと長いんだこれが・・・・)各場面をそらんじている私としては、映画で語られた「一見きれいだけど、実は大変な港町」の問題をどうしていくか、これからが大変だなと思います。
鞆の浦がいかに大変なことになっているのか、「だから橋が必要なんだ」という結論には同意できないにしても、綿密な調査によって書かれた48ページに及ぶこの福山市の報告書はよくまとまっていて、この問題の教科書として最適です。市の職員さんか、コンサル会社かわかりませんが、すごくいい仕事をされていると思います(反対派の「トンネル計画」を事あるごとにけなしているのはちょっといただけませんが・・・・・。)
鞆地区道路港湾整備事業 〜期待される整備効果〜
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/tomo-machidukuri/panf_seibikouka.pdf
福山市が一般向けに作った鞆の浦整備計画のサイトはこちらです。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/tomo-machidukuri/index.html
ものすごく狭い道を車が行きかう「鞆」の街は、歩くにはかなりしんどいところです。
観光客ですらそう思うのですから、毎日ここで暮らしている人、特に小さな子供を持つ親御さんはおちおち子供を外で遊ばせることもできないと思います。
とりあえず、「車が増えたから道を広げよう」「道がなければ新たに作ろう」という発想は禁じ手になりました。「車を使わなくても成り立つ街」にするのがベストなのですが、「小さなコミュニティの中で全ての生活が完結する」(昔はそうだったのでしょうが)のは相当大変だと思われます。
ともあれ、「田子ノ浦・・・」で述べたように、今の住民の利益になるからといって景観を大改造して、子孫が喜ぶかと言うとそれは全く別物です。見るも無残に変えられてしまった各地の名所の分まで、景観を守って欲しいものです。


