2009年09月16日

以遠権発動!外資よ、静岡に来たれ

日本航空が経営立て直しのため、静岡線(静岡―福岡)(静岡―札幌)から撤退することになりました。減便は覚悟していたのですが、全便撤退とは・・・・・。これで「搭乗率保証」はなくなるのかも知れま縁が、開店早々に「シャッター通り」になってしまうようで、何やら悲しいものがあります。

一方で、JALはデルタ航空と組むんだとか。アトランタ―成田―香港のような「以遠権」路線が出来るのかなと思います。だったら、いっそソウル―福岡―静岡とか、台北―静岡―札幌、台北―那覇―静岡みたいな路線を作ってもらって、静岡人はKALやらEVAに乗って旅行したり、外国のお客さんに来てもらったらどうなんだろうと思って調べたら、そういうのを「カボタージュ権」と言うそうで、シカゴ条約という民間航空条約で原則禁止されているんだそうです。外国のエアラインが他所の国の国内線を取り扱うのはダメなんだとか。つまり、ソウル発福岡経由静岡行きは切符を発行できますが、福岡発静岡行きはダメです。理由は、国内旅客や貨物の輸送はその国の「安全保障事項」に関わることなので云々・・・・・。ただ、EUの域内など、その国の国内線区間を外国の航空会社が運航しているケースもあり、まったくもってダメというわけでもなさそうです。

 背に腹は代えられません。そもそも、大韓航空もアシアナ航空も、静岡から韓国に行く分にはまあまあ使いよいダイヤなのですが、韓国から静岡に来るには、朝恐ろしく早起きしなければならないダイヤ(KE779 08:50発=10:45着OZ126 09:50発=11:45着)で動いているので、他の国(ヨーロッパやアメリカ、アジア諸国)から静岡に来ようとする人(あんまりいないかな?)あるいは外国からソウル経由で帰ってこようという静岡県民は、間違いなくソウルで1泊しなければなりません。真昼間に、福岡空港経由、あるいは他の地方空港経由で「静岡行」ないしは「静岡経由他の空港行き」(例えば成田とか)を出してもいいように思います。飛行機版「こだま号」といった趣でしょうか

  もう一案。成田に夜間駐機しているエアラインに声をかけて、「静岡に泊まるなら、駐機料、お安くしまっせ」とセールスして、夜遅くに成田についたお客さんを静岡へ、翌朝お客さんごと成田空港に飛んで行くようにすれば、お客さんも喜ぶし、一石二鳥なのではないでしょうか?成田で降りた後、東京駅までが長く、高いんですよねほんとに。 飛んだら30分ぐらいじゃないでしょうか。

  静岡発成田便が飛べば、それなりに需要はあると思います。地元資本のFDA(フジドリームエアライン)も検討しているようですし、1日2往復なり3往復体制ができれば、便利だと思います。 早朝と夜間は外資便、昼間はFDA便。もはや「ナショナルフラッグキャリア」の顔色を伺っている場合ではありません。伺い続けた結果がこれですから、川勝知事はもっともっと怒ってもいいと思います。と、いうか怒ってください。「儲かる路線だから、すぐ他の会社(ANAか?)が路線を引き継ぐでしょう」と楽観視している場合ではありません。「カボタージュ特区を作れ!うちは廃港がかかってんじゃ!」ぐらいの勢いがあってもいいのではないでしょうか。

 路線撤退が続く関空や中部では、国際線で以遠権を活用した路線を積極的に進めているようです。

 仁川―関空―グアムは既に就航中。

http://blog.travair.jp/article/29725570.html

良くも悪くも静岡空港の先輩格、福島ではこんな提案が。福島県庁はいまいちな反応ですが。

http://www.pref.fukushima.jp/cgi-bin/fteian_view.cgi?utema=syoko&number=1218604669

 【リンク】

日本の空港分布図(まだ静岡空港が入っていませんが)はこちらです。

社長になったつもりで、線でつないでみるのもまた楽し・・・(?)

shapeファイルで遊んでみよう(いとちり2007年12月03日)

http://www.itochiri.jp/article/13222977.html

(↓現在の静岡空港からの就航路線を地図にしてみました。この赤のラインがなくなります。それにしても、日本は空港が多い島ですね。)

 


posted by いとちり at 18:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 静岡空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 JALの静岡撤退、やっぱり、いとちり先生は喰い付きましたね。
 国交省は、関空を通る路線については、飛行機版「こだま号」を検討中のようです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090202/plc0902021110003-n1.htm
 「静岡に泊まるなら、駐機料、お安くしまっせ」は、飛行機版「ホームライナー」ですね。東京と伊豆の間を走る特急「踊り子号」の電車を、夜、東京の車庫に置く代わりに、東京から帰るサラリーマンを乗せて小田原まで行き、小田原に泊まって、翌朝サラリーマンを乗せて東京に戻る・・・ということをしています。
 静岡空港の後輩の茨城空港も、大変みたいです。来春開業なのに、仁川便と釜山便しか決まっていないとか。。。
Posted by oshimapanda at 2009年09月17日 21:24
コメントありがとうございます。

 関空と組むのは・・・・うーん、台湾線あたりで組んだら面白いかもしれませんね。台湾から飛んできて、北海道や羽田に行く人は関空で乗り換え、静岡を経由して、新潟あたりをつなぐとか・・・。台湾の方は結構日本の隅々まで旅行されるので(特に雪国は人気)検討の余地ありかも知れません。我々も新潟に飛んでいけると結構ありがたいです。佐渡とか行ってみたいですし。

 新幹線も、夜遅くに東京駅からこだまに乗ると、N700系のことがあります。「のぞみ」を浜松基地や三島基地に留め置いて、翌朝「全席自由席」の通勤新幹線として東京駅へ出動させています。「こだまなのに、今日はコンセントが使える!」と、当たった時はなんか得した気分になります。

 夜の成田―中部国際便(ノースウエスト、アメリカンなど)も、「安くするから泊まって」路線と見ていいのでしょうか。ただし、国内線区間のみの利用は、今のところNGです。
Posted by いとちり at 2009年09月17日 21:56
初めまして。カボタージュで検索してやってまいりましたが、コメントで指摘されてる産経の2月の記事は、ほぼ誤報です。念のため、私のブログで僭越ですが...
http://maruko.to/2009/08/post-60.html
Posted by ranpou at 2009年09月28日 02:20
ご指摘ありがとうございます。
確かに、今年2月の「事務次官会見」で、国交省の事務次官が否定していますね。「勉強中」「検討している」というのがいかにも官僚語ですが、見込みは薄そうだなということがよくわかりました。
Posted by いとちり at 2009年09月28日 05:47
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