学会で発表(を生徒にしてもらう)ために名古屋へ。2人の引率と16人の生徒で東海道新幹線に乗りました。新富士からではなく、富士駅集合にして静岡からひかりで名古屋へ。静岡駅から静岡空港(の下のトンネル)まで10分、静岡空港(の下のトンネル)から浜松駅まで20分。やっぱり新幹線はいいなーと思いながら、相方の先生と、静岡空港の今後について話をしていました。
初任が浜松だった相方の先生。「うーん、やっぱりセントレアはいいよ。1日いても飽きないし、渋いところに飛ばしてるし」・・・確かに、ショッピングモールあり、お風呂あり、海も見えれば船にも乗れる、中京圏の玄関の空港とまともに勝負したら静岡空港なんざ勝てません。なにしろ、静岡空港にあるのはたった1軒のフードコートとお土産物売り場、そして「陸の孤島」ぶりを存分に発揮する貧弱な公共交通ですから・・・・。
さて、本題です。搭乗客より見物客の方が圧倒的に多いのが実情ですが、これだけの人が空港を目指しているのだから、それを商売にしない手はないです。そこで提案、「食の静岡ダービー」という名の料理食べ比べコーナーをあの広大な駐車場周辺で展開してみてはどうでしょうか。
常設の設備を立てるとなると、また数億円かかってしまいますので、テントとガスボンベの移動式でいいと思います。そのかわり、期間限定で、同じ食材で静岡県内の有名どころが競うのです。
北海道にいたとき、新千歳空港の行き帰りに楽しみにしていたのが北海道ラーメン道場です。そんなに広くないスペースに、函館、札幌、旭川、釧路など、各地の名店がずらりと並び、互いに切磋琢磨しながらお客を取り合っているのですが、どこを食べても美味いし、飽きませんでした。こんなイベントを静岡空港の駐車場でやったらどうかなと思うのですが、いかがなもんでしょうか。
東西に長い静岡県、食べ比べようと思ったらいろいろあります。例えばうなぎ。うなぎと言えば何といっても浜松が有名ですが、空港のおひざ元の吉田町も養殖が盛んです。また、富士山の麓、三島では、湧水で泳がせて泥を吐かせて身を締めたうなぎが名物です。三者を一堂に介して食べ比べ・・・・なんてのは贅沢ですがやってみたいところ。他にも富士宮vs富士の「B級グル麺対決day」(王者・富士宮焼きそばvs挑戦者・富士のつけナポリタン連合&謎の助っ人“ひらひら”←「富士 ひらひら」で検索されたし)、地ビール飲み比べ(御殿場、富士宮、伊豆高原と揃ってます)などなど・・・・。全然関連性のない食材や料理が総花的に並んで「静岡物産展」のようにやるのではなく、ボクシングの試合のように、「チャンピオンvs挑戦者」というような感じで、期間限定で競い合ってみるというのはどうでしょうか。地元民には受けると思いますし、便の悪いバスを待つはめになる空港利用の方々にも、いい時間つぶしになると思います。 以前、テレビ東京の企画で吉原本町でやった「つけナポリタンvsみそ焼きそば」の対決は、今でも語り草です。
休日になると押し寄せるたくさんの見学客を「お金にならない、搭乗率にもつながらないただの野次馬」と片付けるのではなく、県民の関心の高さの表れとして受け止めて、県は県民を楽しませるような次の一手を打つことを期待します。空港に「全く行ったことのない人」、「一度見に行ったことがある人」「なんだかんだでよく足を運ぶ人」・・・・・いざ旅行しようかというとき、飛行機および静岡空港をチョイスしてくれる人は、言うまでもないはずです。
こういうイベント事は、県庁よりも市町村の方が得意です。また、まちづくりNPOは有形無形のノウハウを蓄積しています。空港の地元の自治体だけでなく、県内全域の市役所や商工会議所、NPOとタッグを組んで、継続的かつテーマのはっきりとしたイベントを作ってもらったらと思います。くれぐれも、「ターミナルビル増築」などというバブリーな検討はせずに(しないと思いますが)、テントにガスボンベからでいいですから、空港への訪問客をコンスタントに楽しませてもらえればと思います。
【リンク】
(1)静岡「エアうなぎ」食べ比べ大会
本家「エア焼肉」を見たら、回線が混んでいるのか、なかなか肉が出てきませんでした(笑)。
焼けてない肉をクリックすると「ピシャッ!」という音がして「まだ焼けていません」と冷たく怒られます。
静岡うなぎ協同組合(略称:〇ハイ)
http://www.tokai.or.jp/maruhai/mein/mein.htm
空港のお膝元、「吉田のうなぎ」はここから。
浜名湖養魚漁業協同組合(略称:〇ハマ)
うなぎの桜家
三島で最も古い老舗。安政三年創業。
うなぎ「牛や」
http://r.tabelog.com/shizuoka/A2204/A220401/22010354/(食べログ)
我が富士市の宝ともいうべき老舗のうなぎ屋さん。学校から近く、ここの出前を取るのが最高のぜいたくをする時である(教育実習生の慰労、入試採点お疲れ様等々・・・。)
(2)富士と言えば「つけナポリタン」。テレビの特番から考案された、トマトスープにつけ麺の要領で食べるスパゲティです。最近、この「のぼり」が街中に増えつつありますね。昼に食べ歩いても、結構な日数がかかると思います。
つけナポリタンまつり2009(BB Fuji 動画館)
3月1日に、富士の吉原本町で行われた野外イベント。ものすごい行列で、学校帰りに寄ってみたら2時で完売でした。いっそこいつを静岡空港でやったら富士市の観光客も増えるかも・・・・?。
さて、私の「静岡道楽日記」というブログでも何回かにわたって記事にしています。開港前から記事にしており、「静岡空港ソウル」なんてので検索すると一番前に表示されるほどです。自慢はさておき、こちらのブログ、私のブログを読んでいる人にも是非とも読んでほしいのでリンクさせていただいてよろしいでしょうか?
よろしいでしょうか?
P.S.私も地理や海外旅行が大好きで22歳の頃に「一般旅行取扱主任者」の資格も取りました。仕事は観光関係ではありませんが・・・。
コメントありがとうございます。
地理教師であると同時に、「県の職員」との職業意識で「建設的な突っ込み」になるよう考えて書いております。
ブログ拝見しました。ソウル便への突っ込み、なるほどと思いました。静岡―ソウル線の存在価値について、また私見を述べる機会があった際に、リンクを貼らせていただきます。こちらへのリンク、歓迎いたします。
静岡をどう売り出すか、宮崎の知事じゃないですが、具体的なプランを知事選でも競い合って欲しいところです。こちらもまた改めて私見を述べます。
ありがとうございました。
今日も静岡空港は霧でダイバートした便が多かったようで、これからの梅雨は心配ですね。このような時にフライト情報が大切になってくるのに、携帯サイトなどでライブに情報が発信しされていないのもなんだかなぁと思います。
新しい知事はお金を掛けずに空港の活性化を図ってもらいたいですね。