あけましておめでとうございます。
今年1つ目の刊行物として、二宮書店さんの「地理月報」で連載中の「地理の授業にGIS」の記事をアップします。
「高校で地理が再必修化になる!」「GISと防災教育が柱になるらしい!」ということで、原稿の学習指導要領の骨子が固まった5年前から書き続けてきた連載です。「シーズン1」を13回掲載した後、指導書につくDVDのボーナストラックとして何本か、そして2019年から「シーズン2」が始まり、第11回(紙面は年4回刊行)で終了となりました。
「身近な”もしも”だけでなく、遠くのリアルを教材に」
をコンセプトに、実際に大きな災害があった場所(歴史的なものも含めて)にできる限り足を運び、GISで描いた主題図や地形図を組み合わせながらレポートしてきました。北海道から沖縄まで、一応日本一周を達成しましたので、ひとまずここで締めとさせていただいた次第です。
日本一周の締めに選んだのは、四国です。編集部から「四国がまだ出てない」との話を聞き、いくつか候補がありましたが、高校の先生が書く(描く)高校の先生向けの読み物の締めとして、「世界津波の日 高校生サミット」の話題は外せないでしょうということになり、取り上げさせてもらいました。心に残るイベントでしたが、実施から5年弱が経ち、客観的な視点から現状と課題が書く(地図化する)ことができ、よい締めになったのではないかと自負しています。
新型コロナウイルスが終息して、生徒を津波サミットや巡検などに連れ出すことができたらと思います。
本文にもある通り、「防災教育にGIS」が2023年中に書籍化されます。当ブログにも記事はアーカイブされていますが、
日本一周分、改めて眺めていただけると幸いです。
足掛け10年近く「高校の地理の必修化」「地理総合なる新科目はどうなるのか?」とあちこちで書いたり発言してまいりましたが、いよいよ今年(4月から)自ら地理総合を担当することになります。当初とは異なり、無線LANもあれば一人一台端末も常備された環境(ただしインストールされたGISソフトは使えず、基本Webのみ)の中でどんな教材を作り、シェアできるのか、このブログを使って示していければと思います。
今年もよろしくお願いします。
本文はこちらから gappo568.pdf